サンディエゴ発の細胞培養魚のスタートアップがXPrizeコンテストのセミファイナリストに

2021-07-15

Startup Portfolio

本物の魚の細胞から食品製造施設で魚の切り身を育てているBlueNalu社は、持続可能なタンパク質を開発する1500万ドルのXPRIZEコンテストの残り28社のうちの1社です。サンディエゴの新興企業BlueNalu社は、実験室で本物の魚の細胞から直接魚の切り身を育てていますが、1,500万ドル規模のXPRIZE Feed the Next Billionコンテストで選考に残りました。BlueNaluは、このコンテストに参加した約270人の中から選ばれた28人のセミファイナリストの一人です。このコンテストの目標は、栄養、味、食感、環境維持、動物福祉、健康の面で本物の肉に匹敵する、あるいは勝る植物性または細胞培養の鶏胸肉や魚の切り身の開発を加速することです。

 

XPRIZE Feed the Next Billion Programの責任者であるCaroline Kolta氏は次のように述べています。「世界の人口が増え続け、肉製品の需要が増加するにつれ、現在の世界的なフードチェーンでは対応できないことが明らかになりました。私たちは、従来の動物由来の製品に代わる、より栄養価が高く、環境に優しく、持続可能な製品が必要であり、そのためにはさらなる技術革新が必要です。」

 

BlueNalu社は、本物の魚の筋肉、脂肪、結合組織の細胞を分離し、栄養分を含ませ、地ビール工場で使用されるようなステンレス製の装置で育てることで、細胞ベースの切り身を製造しています。昨年、ソレント・メサにある生産施設を建設するために、6,000万ドルの転換社債を発行しました。従業員数44名の同社は、今年末には建物の一部に入居する予定だと、社長兼CEOのLou Cooperhouse氏は述べています。また、次のように述べています。「私は水産物を地球上で最も脆弱なサプライチェーンと呼んでいます。XPRIZEは、この技術がそう遠くない時期に開発されるということを広く認知させ、宣伝しています。XPRIZEは、この技術がそう遠くない時期に開発されるということを広く知らしめるものです。」

 

ロサンゼルスに本拠地を置くXPRIZE社は、技術革新を促進するための大規模なコンテストを長年にわたって開催してきました。代表的なコンテストには、1,000万ドルのAnsari XPRIZEや2,000万ドルのGoogle Lunar XPRIZEなどがあります。これらのコンテストは、ヴァージン・ギャラクティック社の創業者であるリチャード・ブランソン卿が、先週末に宇宙へ旅立つきっかけとなりました。最近では植物性の肉製品が一般的になってきましたが、細胞培養の肉はまだ初期段階にあります。BlueNalu社の魚のフィレは、市場に出る前に米国食品医薬品局の許可を得る必要があります。
「Feed the Next Billion」コンテストのセミファイナリストは、世界10カ国から集まっています。米国からは、Air Protein社、Atlast Food社、Boston Meats社、GOOD Meat社、Kuleana社、Meati Foods社、Novel Farms社、The Better Meat Co.社、Wildtype社が参加しています。

 

XPRIZE社によると、世界の人口は、2019年の77億人から2050年には97億人に膨れ上がると予想されています。そのような人々に持続可能なタンパク質を提供するには、植物由来、細胞培養、またはブレンドされた肉の代替品が必要になるかもしれません。セミファイナリスト28名は、50万ドルを分配します。今後1年間は、製品のさらなる開発に取り組みます。来年後半には、ファイナリスト10社に絞られ、250万ドルのマイルストーンマネーが分配されます。その後、コンテストの審査が行われ、700万ドルのグランプリと、2位と3位に少額の賞金が授与されます。コンテストのスポンサーには、ASPIREとThe Tony Robbins Foundationが名を連ねています。優勝したチームは、本物の肉に似せた構造の鶏胸肉や魚の切り身を25カット以上作る必要があります。

 

Tags: FoodTech | Israel

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