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2021/08/08

Startup Portfolio

イスラエルのサイバーセキュリティ企業Cynetがボストンに本社を開設、現地チームを倍増予定

イスラエルのサイバーセキュリティ企業であるCynet社は、ボストンに北米本社を開設したことを発表しました。Cynet社のグローバルHRディレクターであるLena Vatmacher氏によると、同社はすでに40名の現地従業員を抱えており、2022年末までに従業員数を2倍以上に増やす予定です。

 

 

Vatmacher氏は、Cynet社がボストンに決めた理由のひとつとして、ボストンの著名な大学と「盛んな文化」を挙げています。
Vatmacher氏は次のように語っています。「ボストンには大きな人材プールがあり、国内で最も急速に成長している技術ハブの1つとして高い評価を受けているため、米国に根を下ろすには最適な場所です。若いプロフェッショナルにも、経験豊富なエグゼクティブにも魅力的な都市なので、潜在的な候補者は、国内の他の地域からボストンに移転することを検討するかもしれません」

 

今回の事業拡大に加えて、Cynetは、業界のベテランであるMark Eaton と Daniel Kleiの2名をリーダーシップチームに加えることを発表しました。Mimecast社やOwnBackup社に在籍していたEaton氏は、Cynet社の営業担当副社長に就任し、ケンブリッジに拠点を置くサイバーセキュリティ企業Obscure社の元幹部であるKlein氏は、新会社のチーフビジネスオフィサーに就任します。

 

Cynet社の共同創業者兼CEOであるEyal Grunerは、声明の中で「サイバーセキュリティ分野で卓越したスキルを持つリーダーを迎え、当社の拡大を先導してくれることを大変嬉しく思います」と述べ、Kleinの技術系幹部としての「素晴らしい経歴」とEatonの「持続的な高成長のための実証済みの実績」により、Cynet社は「最も必要としている多くの多くの無駄のないセキュリティチーム」を支援し続けることができると述べています。

 

サイバーセキュリティは最近、企業の大小を問わず最重要課題となっています。ランサムウェアによる攻撃は、石油、食肉生産、医療など、ほぼすべての業界に影響を及ぼしており、それはこの夏だけのことです。しかし、多くの中小企業は、身代金を支払うために必要な数百万ドルの資金を持っておらず、Fortune 500企業が持っているであろうサイバーセキュリティリソースの数分の1しか持っていないことが多いのです。

 

Cynet社のプラットフォームは、このような企業のために開発されたもので、侵入してくるサイバー脅威を自動的に検知、調査、対応するように設計されています。2015年に設立された同社は、3月に4,000万ドルのシリーズCを調達し、指数関数的な成長を遂げています。売上高は昨年から倍増し、2022年には再び倍増する見込みです。

Cynet社は、イスラエル、ウクライナ、イタリア、イギリスにオフィスを構えています。今後、Vatmacher氏は、ボストンでの雇用は、営業、プリセールス、マーケティング、ビジネスデベロップメント、カスタマーサクセス、カスタマーサポートなどを含むGo-to-Market戦略に集中するとしています。


 

TagsCyber SecurityIsrael

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