Startup
イスラエルのオンデマンドフルフィルメント企業Fabricが2億ドルを調達
小売業者がオンライン注文を履行できるようにする同社は、イスラエルのスタートアップとしては最も新しくユニコーンになった企業です。イスラエルの小売物流プラットフォームであるFabricは、2億ドルのシリーズC資金調達ラウンドを完了し、企業評価額は10億ドルを超えたことを発表しました。このラウンドは、既存の投資家であるTemasekが主導し、 Koch Disruptive Technologies, Union Tech Ventures, Harel Insurance & Finance, Pontifax Global Food and Agriculture Technology Fund (Pontifax AgTech), Canada Pension Plan Investment Board (CPP Investments), KSH Capital, Princeville Capital, Wharton Equity Venturesなどが参加しました。これにより、Fabricがこれまでに調達した総額は3億3600万ドルとなりました。Fabricは、今回の資金調達により、オンデマンドフルフィルメントプラットフォームを一般消費財市場に拡大し、米国の主要都市部にマイクロフルフィルメントセンターのネットワークを構築することで、小売業者にとって迅速な配送を拡張性と収益性の高いものにしていきます。Fabricは、この急速な成長段階をサポートするために、イスラエルおよび米国内のテクノロジー、コマーシャル、オペレーションの各チームを積極的に採用していきます。Fabricは、ニューヨーク、テルアビブ、アトランタにオフィスを構え、300名の従業員を擁しています。
ElramとEyal Gorenの兄弟CEO、Ori AvrahamとShay Cohenによって2015年に設立された同社は、オンデマンドフルフィルメントの分野でマーケットリーダーとしての地位を確立しています。Fabricは、ゼロから設計された独自のロボットマイクロフルフィルメントのテクノロジースタックを活用して、すべての小売業者にとってオンデマンドフルフィルメントを収益性と拡張性のあるものにし、オンライン注文の配送を可能にしています。Fabricは、ニューヨーク、ワシントンDC、テルアビブで、食料品や雑貨の小売業者向けにマイクロフルフィルメント事業を展開しています。最近では、Walmart、Instacart、FreshDirectとの主要なパートナーシップを発表しました。
Elram Gorenは、次のように述べています。「Eコマースのパーフェクトストームの中心にいるのがFabricであり、収益性の高いユニットエコノミクスでオンデマンド小売を可能にする当社の能力です」
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