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2022/03/23

Startup

Ola Electricが、イスラエル発のバッテリー技術スタートアップStoreDotを支援

Ola Electricは、電気自動車(EV)用の「極限高速充電」バッテリーを開発するイスラエルのバッテリー技術企業、StoreDotに戦略的に非公開の投資を行ったと、発表しました。投資の一環として、Ola Electricは、約5分で0から100%まで充電できるとする同社の極限高速充電(XFC)バッテリー技術にアクセスすることになります。また、Ola社は、StoreDot社の急速充電技術を組み込んだ電池を国内で製造する独占的な権利を有することになります。同社は、車両製造施設Ola Futurefactoryで発生する需要に対応するため、国内に電池のギガファクトリーを設置する予定です。StoreDotは、bp ventures、Daimler、Samsung Ventures、およびベトナムの電気自動車メーカーVinFastを投資家に迎えています。同社は、2024年までにXFCバッテリーセルを量産する計画です。

 

OlaグループCEOのBhavish Aggarwalは、次のように述べています。「私たちの野望は、ここインドで電気自動車のための完全なエコシステムを構築することです。EVの未来は、急速充電が可能で航続距離の長い、より優れた高速高エネルギー密度のバッテリーにあります」

 

バッテリーは電気自動車のコストのほぼ40〜50%を占めており、EVメーカーはこれを下げる方法を探しています。充電の遅さも問題で、メーカーの裾野が広がれば、バッテリーが差別化要因のひとつになる可能性があります。政府は1月15日、18,100ルピーの生産連動型インセンティブ(PLI)スキームのもと、先進化学電池(ACC)の入札を行った10社の中にOla Electricが含まれていると発表しました。Ola Electricは3月16日、LG Chem Powerの元CEOであるPrabhakar Patil氏を取締役に迎えました。この人事を受け、Aggarwal氏は、同社がインドに最大50GWhの容量を持つ最先端のセル製造施設を設立する計画であり、Patil氏の専門知識は、独自に設計・製造したセルの市場投入を加速させるのに役立つと述べました。

 

StoreDot CEOのDoron Myersdorf博士は、次のように述べています。「Ola Electric社は、StoreDot社の超高速充電バッテリー技術をインドに導入し、同社のEVシリーズ用に製造する計画で、インドの消費者に極めて優れた航続距離と充電速度性能を提供することになります。また、10年以内にわずか2分の充電で100マイルの航続距離を実現するという、明確で誇大広告のない技術ロードマップを顧客に提供します」

 

TagsAutoTechIsrael

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