Memic Innovative Surgeryが、Momentis Surgicalへのブランド変更を発表

Memic Innovative Surgery Ltd. (Memic) は、Momentis Surgical™ にリブランドし、独自技術の名称を Hominis® Surgical System から Anovo™ Surgical System に変更したことを発表しました。同社は、2022年7月1日（金）、フロリダで開催されたロボット・デジタル外科学会（SRS）2022年年次総会で、「プロジェクトM」と呼ばれる特別な現場イベントでリブランドを発表しました。

Momentisの最高経営責任者のDvir Cohenは、次のように述べています。「我々は、Momentis Surgicalとしての新しいアイデンティティを発表できることを嬉しく思っています。革新的で先見性のあるテクノロジー企業として、当社のブランドは当社のビジョンとコアバリューに沿うものであり、人間の感覚を提供し、人体の動きを映し出す次世代手術ロボットを用いて、さまざまな適応症におけるロボット手術の分野を変革し、外科医が以前は想像もできなかったような処置を実行できるようにするという当社の拡大した企業使命を反映したものにしたいと考えています。Momentisという社名は、私たちが現在置かれている状況だけでなく、組織としての将来の成長へのインスピレーションを表していると考えています」

SRS 2022では、4つの口頭発表を含む7つの発表で、Anovoシステムの臨床データも紹介されました。そのうちの1つ、「Advancements in Robotic Gynecology」と題された口頭発表では、「Vaginal Robotics」と題されたプレゼンテーションが行われました。「膣ロボット手術」と題した口頭発表の1つでは、HCA Florida Institute for Gynecologic Oncology, Kendall Hospitalの婦人科外科医兼ディレクターのRicardo E. Estape医師とAdventHealth Celebrationの婦人科外科医のErica Stockwell, DO, MBA, FACOGがロボット手術の歴史と婦人科手術の経膣アプローチの臨床的利点について概説しました。Estape博士はまた、米国で初めてロボット支援による経膣的子宮摘出術を実施した外科医として、Anovoシステムの臨床経験についても述べました。同氏はこれまでに6人の患者の手術を行いましたが、すべて良好な結果で終了し、すべての患者が術後当日に退院しています。

Anovoシステムは、良性子宮摘出術、卵管切除術、子宮付属器切除術、卵巣嚢腫除去術などのロボット支援経膣良性外科手術に適応されます。複数の器具を1つのポータルから体内に導入することができ、ロボットARMSの前例のない関節構造により、最適なアクセスと作業角度を提供します。Anovoは従来のロボットシステムよりもはるかに小さな設置面積で済み、コストも大幅に削減できるため、より多くの病院や外来手術センターがこのシステムを導入し、より多くの患者さんに低侵襲なロボット手術のメリットを提供することが可能になります。2022年6月、Momentisは、HCA Florida Kendall HospitalとThe Women's Hospital at Jackson Memorialにおいて、Anovoシステムを用いたロボット支援経膣子宮摘出術が米国で初めて患者の処置に成功したことを発表しています。

Momentis Surgical™について
Momentis Surgical（旧Memic Innovative Surgery）は2013年に設立された医療機器企業で、イスラエルのテルアビブに拠点を置き、フロリダ州フォートローダーデールに全額出資の子会社を構えています。Momentisは、革新的な小さなフットプリント、費用対効果の高い、ロボット支援技術および技術の開発により、ロボット手術の分野を変革することに専念しており、臨床アプリケーションの数が増加しています。私たちの目標は、外科医が低侵襲で複雑な手術を行えるようにすることで、患者の予後を改善し、医療費を削減し、世界中の外科医、患者、病院、手術センターへのアクセスを可能にすることです。