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クラウドコスト管理ツールFinoutが、FinOps Dashboardsの提供を開始
最新のクラウドコスト管理ツールであるFinoutは、FinOps Dashboardsを発表しました。このリリースでは、技術リソースのコストを、CFOや財務チームが気にするビジネス指標やKPIに抽象化するような仕組みになっています。これにより、DevOpsチームや財務チームは、生データを見てクラウド費用を正当化するのではなく、トランザクションあたりのコストや顧客あたりのコストという観点からデータをスライスすることができます。
Finoutによると、これらの新しい可視化により、ユーザーはクラウド費用を完全に監視、管理、理解するために必要なビューを作成およびカスタマイズすることができるようになります。CFOは、製品のすべての機能に対する支出を追跡するための画面を持つことができますが、エンジニアリング担当副社長は、すべてのチームが会社にどれだけのコストをかけたかを見ることができます。
FinoutのCEO兼共同創業者であるRoi Ravhonは、次のように述べています。「ますます多くの開発者やSREが、基盤となるクラウドコストからサービスの健全性を監視する観測ツールまで、アプリケーションを支えるすべてのコストを追跡・報告する責任を負っています。しかし、これらは非常に専門的な用語や概念であるため、財務担当者と効果的にコミュニケーションを取ることが困難です。私たちは、DevOpsチームに、これらの技術的なコストを、新しいFinOpsダッシュボードで協調的に可視化する機能を提供しています。このダッシュボードは、Datadogで見られるような従来のSREダッシュボードのすぐ隣に配置でき、全員が同じページになるようにストーリーをより完全に見ることができます。さらに、各ウィジェットには、独自の可視化タイプ、高度なフィルタ、グループ分けのほか、独自のメトリックを割り当てることができ、その場で単位経済学の可視化を作成して、トランザクションあたりのコスト" や "CPU あたりのコストといったビジネスメトリクスを迅速に理解することが可能です。FinOps Dashboardsは、Datadog、Salesforce、Lookerなどの外部メトリクスやビジネスデータソースを利用して、クラウドコストを単位経済学に相関させる機能も備えています。」
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