Startup
Eyejetsが、目がスクリーンになるスマートフォンを置き換えるスマートグラスを開発
イスラエルの新興企業が、目の網膜に直接画像を投影するスマート眼鏡を開発しました。Modi’inに拠点を置くEyejets社は、EyeVis(EV)と名付けられたこの新しいデバイスが、まもなくスマートフォンに取って代わるだろうと述べています。Google Glassなど、現在販売されているスマートグラスの他の候補とは異なり、EVは仮想網膜ディスプレイ(VRD)と呼ばれる投影システムを使用しており、コンピュータ、テレビ、スマートフォンによって生成された画像やコンテンツを、スクリーンではなく装着者の目に直接投影します。この技術に独自のアイトラッキングユニットを組み合わせることで、人の目の動きに合わせて投影位置を視野の中心に正確に配置することが可能になりました。
Eyejets社のCEOである Edu Strul大佐によると、このデバイスは現在市販されているどのようなものとも異なっています。「スマートグラスや拡張現実グラスを開発したほとんどの企業では、画像やディスプレイはレンズ上にあります。私たちは、あなたの目の動きを追跡するアイトラッキングを開発しました。これは、映画を見る場合、常に視野の中心に直接投影されるため、非常によく見えることを意味します。これまで誰もやっていなかったことです」
Strulは航空宇宙エンジニアで、以前はイスラエル空軍の航空機工学・取得プログラム部門のチーフを務めていました。
Eyejetsは、Strulと、最高技術責任者を務める、光学技術分野で40年の経験を持つJoshua Gur博士の両名によって設立されました。その後、眼内光学系と眼内埋込型デバイスの分野を専門とする眼科外科医のIsaac Lipshitz博士が最高医学責任者としてこの二人に加わりました。これまでにもVRDを使ったシステムはありましたが、視線追跡機能がないため、映し出される映像は中心から外れたり、ピントが合わなかったりしていました。Eyejets社の特許取得済み新技術は、この欠点を改善するものです。EyeVisは、来年末の発売を目指しており、音声、カメラ、バーチャルキーボードなど、スマートフォンのさまざまな機能を搭載し、ユーザーは文字を書くことができます。また、既存のスマートフォンのアプリとの互換性も持たせる予定です。
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