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従業員向けAIベースのナレッジマネジメントとeラーニング・プラットフォームの"Sana Labs"がSeries Bで$34Mを調達
Sana Labsは、Menlo Venturesがリードし、EQT Venturesや25人ものエンジェルや創業者・経営者個人も参加したSeries Bで$34Mを調達し、投資後の評価額は$180Mとなりました。
ストックホルムに拠点を置くSana Labsは、職場の情報管理を支援し、そのデータを組織内のeラーニングのリソースとして利用するためのAIベースのプラットフォームを提供しており、昨年でARRが7倍になりました。
ナレッジマネジメント、エンタープライズラーニング、エンタープライズサーチの製品は現在市場に数多く存在しますが、Sanaが独自に開発したのは、この3つを組み合わせて機能させるプラットフォーム、つまりナレッジマネジメントとエンタープライズサーチ、そしてeラーニングのプラットフォームを組み合わせたものです。
Sanaの核心は、Salesforce、電子メール、Notion、GitHub、Slack、Trello、Asanaなど、組織が職場で使用しているあらゆるアプリに接続し、情報の取得、ソース、保存、他者とのコミュニケーションに使用するプラットフォームとAIエンジンです。
これらのアプリにまたがるすべてのデータは、Sanaプラットフォーム(AI magic)によって自動的に取り込まれ整理され、これらのアプリ内の情報が変更または拡張されるたびにメンテナンスされます。そして、情報にアクセスしたいユーザーはSanaにアクセスし、検索エンジンで行うような通常の「人間の」言語で情報を要求します。しかし、それと同時に、データはオンボーディング、トレーニング、専門能力開発のためのeラーニングモジュールの基礎として使用されます - モジュールは、組織内の人によって、またはSana自身によって作成/考案されます。
同社のCEO兼創業者は、「ナレッジマネジメントと検索やeラーニングが混在しているため、このプラットフォームでは非常に異なるエンゲージメント指標が見られます。Sanaは継続的に利用されており、一般的なeラーニングプラットフォームとは大きく異なっており、すでにSanaを利用している100社ほどの企業の数万人の従業員から、毎週、あるいは毎日、活発に利用されています」と述べています。
技術自体はSanaが構築し、カスタマイズしているが、モデルはSanaと「深いパートナーシップ」を結んでいるOpenAIのものです。
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