Startup Portfolio
ピーナッツ・アレルギーのリード抗体プログラムを開発する"IgGenix"がSeries Bで$40Mを調達
IgGenixは、Alexandria Venture Investmentsがリードし、Eli Lilly and Company, 既存投資家のKhosla Ventures, Sean Parker, AllerFundなどが参加したSeries Bの1st Coseで$40Mを調達した。
アレルギー疾患に直接対処する革新的なアプローチをとる前臨床バイオテクノロジー企業である IgGenixは、ピーナッツアレルギーのリードプログラムを臨床に進める予定です。
「食物アレルギーは、米国で約3,200万人、世界で2億人以上が罹患しており、その強さは人により異なり、新しい革新的な治療に対する膨大なアンメットメディカルニーズを裏付けています。Alexandria Venture Investmentsは、世界中の人々の生活にプラスの影響を与える新薬となる可能性を秘めた有望な治療プラットフォームを常に探しています。IgGenix社はアレルギー免疫学の最前線にあり、私は同社の取締役会に参加し、免疫ターゲットに取り組む抗体開発プログラムの魅力的なパイプラインの推進を支援できることを光栄に思っています。」とAlexandria Venture Investmentsの創設者は述べています。
今回の調達資金は、IgGenix社のリードプログラムを第1相臨床試験に進めるとともに、同社の探索プラットフォームを拡大し、アレルギー以外のIgEを介する疾患も網羅するために使用されます。
IgGenixは、スタンフォード大学のStephen Quake, D.Phil., Kari Nadeau, M.D., Ph.D., Derek Croote, Ph.D. によって共同設立され、重度のアレルギーの基礎となる強力な免疫適応は、革新的でクラス初の抗体治療薬の基礎開発を生み出すことができるという概念で成り立っている会社です。IgGenixは、SEQ SIFTER™により希少なIgE産生B細胞を分離する最先端のシングルセルゲノミクスを用い、アレルギー反応を阻止、さらには予防するIgEモノクローナル抗体(mAbs)のリエンジニアリングにより、重度のアレルギー反応に対処する新しいアプローチを取っています。