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AIエージェントを使用して企業のコンプライアンス証拠を収集および検証する"Delve"がSeedで$3.3Mを調達
Delveは、Y Combinator、General Catalyst、FundersClub、Soma Capitaが参加したSeedで$3.3Mを調達した。
サンフランシスコ拠点でAIエージェントを使用して企業のコンプライアンス証拠を収集および検証するDelveは、エージェント(人間の介入をほとんど必要とせずに特定のタスクを実行できるソフトウェア)を使用して、Webアプリ、内部ツール、カスタムソフトウェア全体で証拠を収集することで、顧客の手間を大幅に削減します。例えば、顧客が単一の指示を書くだけで、Delveのエージェントが必要なスクリーンショットを自動的に収集します。このプラットフォームは、顧客の技術スタックを継続的に監視し、セキュリティに影響を及ぼす前にコンプライアンスのギャップをチームメンバーに通知します。
大量のデータを扱う企業は、データおよびセキュリティ基準への準拠を示すために、さまざまな文書を収集・提出する必要があります。従来の証拠収集システムでは、チームがセキュリティ設定のスクリーンショットを手動で収集する必要がありました。
「コンプライアンスは、静かに革命を待っている業界の一つです」とDelveの共同創業者兼CEOは述べています。
Delveは、数百万ドルの収益ランレートに達し、100社以上の顧客と契約を結んでおり、その中にはAndreessen Horowitzが支援するセールスオートメーションプラットフォームの11xや、電話ベースのタスク用エージェントを開発するスタートアップのBlandが含まれます。
Delveの共同創業者の2人は、マサチューセッツ工科大学でクラスメートとして出会い、医療記録ソリューションに取り組み始めました。彼らは、健康情報のプライバシーとセキュリティを保護する連邦法であるHIPAAへの準拠を示すことの苦労を間近で見て、Delveの構築に切り替えることを決めました。
プラットフォームは現在、SOC 2、HIPAA、ISO 27001、GDPR、PCI DSS、およびカスタムフレームワークをカバーしており、追加の認証も進行中です。
企業は、SalesforceのAgentforceやMicrosoftのCopilotのようなエージェントを使用して、タスクの自動化や手間の軽減をますます進めています。2024年には、エージェントの応用を探求するスタートアップが$8.2Bの資金調達を行いました。その一部は、公共の法律から企業のポリシーへの規制を動作するコンピューターコードに変換するNorm Aiや、金融コンプライアンスにエージェントを適用するGreenliteなど、コンプライアンス分野のスタートアップに流れました。
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