Startup Portfolio
Identity SecurityのVeza、GigaOm ISPMレポートで「リーダー」および「Fast Mover」に選出
アイデンティティセキュリティ分野のスタートアップであるVezaが、GigaOmが発表した初の「Identity Security Posture Management(ISPM)」レーダーレポートにおいて、「リーダー」および「Fast Mover(急成長企業)」に選出されました。ISPMは、クラウド環境の拡大やマシンIDの急増、リアルタイムでの脅威対処といった現代的な課題に対応するために設けられた新カテゴリです。従来のIAM(Identity and Access Management)やIGA(Identity Governance and Administration)はアクセスを付与することに重点を置いており、アクセスを保護する設計にはなっていませんでした。また、それらの仕組みはクラウドスプロールや非人間ID、あるいはリアルタイムなリスクへの対応には不十分でした。ISPMは、こうした制約を克服するセキュリティネイティブなアプローチで、あらゆるアイデンティティ(人間・非人間)にわたる継続的な監視・評価・リスク低減を実現します。
Vezaは、「Unified Access Permissions Graph(統合アクセス権限グラフ)」「エージェントレスなアーキテクチャ」「継続的なリスクスコアリング」「スケーラブルな自動修復」などの先進機能を提供しており、これらがGigaOmからの高評価につながりました。
VezaのCEO兼共同創業者であるTarun Thakur氏は、「Vezaは、レガシーなID管理ツールでは対応できないアクセス権限リスクに対して、リアルタイムで機能するインテリジェンスと制御を提供しています」と述べています。Vezaのプラットフォームは、Wynn Resorts、Expedia、BlackstoneなどのFortune 500企業をはじめ、米連邦政府機関や大手テック企業に導入されており、特権アクセス監視、非人間ID(NHI)管理、SaaSアクセス制御、IAMの健全性維持、ISPM対応、次世代IGAなどの幅広いユースケースに対応しています。
Vezaについて
Vezaは、アイデンティティセキュリティ分野のリーディングカンパニーであり、エンタープライズにおける全体的なアクセス管理をリアルタイムに可視化・監視・制御するプラットフォーム「Access Platform」を提供しています。2020年にカリフォルニア州ロスガトスで設立され、Accel、Bain Capital、Ballistic Ventures、Google Ventures(GV)、NEA、Norwest Venture Partners、True Venturesから出資を受けています。Vezaは、従来のIGAを超えた最小権限管理とコンプライアンス支援を実現する次世代ソリューションとして、グローバル企業に採用されています。