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RegTechのTheta Lakeが、AIガバナンス強化を中心に150以上の新機能を追加、コンプライアンス対応を近代化
デジタルコミュニケーションのガバナンスとアーカイブ分野で数々の受賞歴を持つTheta Lakeは、プラットフォームを大幅に拡張し、コンプライアンスとリスク管理を強化する150以上の新機能を発表しました。同社はGartnerのCritical Capabilitiesレポートで高い評価を得ており、UC Todayの「コンプライアンス製品オブ・ザ・イヤー」も受賞しています。今回の発表は、Microsoft CopilotやZoom AI Companionといった新しいAIコミュニケーションツールの安全でコンプライアンスに準拠した活用を目的に開発された「AI Governance and Inspection Suite」を基盤としています。AIの導入が進むなか、Theta Lakeは企業がセキュリティ・規制要件を満たすための制御手段を提供することを狙っています。
同社のCompliance and Risk Suiteは、キャプチャ、アーカイブ、監督、監視、ユーザーガバナンス、データ保護を統合し、包括的な管理フレームワークを実現します。新リリースでは「Unified Capture」「Unified Search & Archiving」「Proactive Compliance」の3つの主要モジュールが強化されました。Unified CaptureにはWhatsAppやWeChat、LINE、Signalを含む新たなメッセージング統合やZoom Clips、Instagram for Business、Jira対応が追加されました。Unified Search & Archivingはデータエクスポート拡張や柔軟なストレージ対応を強化し、Proactive Complianceでは新しい検出分類器やAIによるコンプライアンスアドバイザリーツール、多言語対応が加わりました。
これらの拡張により、企業は誤検出や不要なレビュー時間を削減しながら、最新のコミュニケーションツールを安全に利用できるようになります。Theta LakeのCPOであるDan Nadir氏は「新機能は、AI機能を取り入れる顧客ニーズを反映している。規制遵守とセキュリティ成果を確保しつつ、次世代のコミュニケーションガバナンスを可能にする」と述べました。さらにZK ResearchのZeus Kerravala氏も「Theta Lakeは現代のデジタルコミュニケーションガバナンスの新しい基準を提示している」と評価しました。
Theta Lakeについて
Theta Lakeは、デジタルコミュニケーションのガバナンスとアーカイブ(DCGA)を統合的に提供するリーディングカンパニーです。同社はeCommsアーカイブやコンプライアンス録音の非効率を解消し、規制遵守・セキュリティリスクへの包括的な対応を可能にします。AIを活用した最新の検査・監視機能により、マルチプラットフォーム環境におけるコンプライアンスとセキュリティを最適化することを目指しています。
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