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FoodTechのBlueNalu、Agronomicsが追加出資で持分約13%へ 培養クロマグロの商業化を加速
Agronomics Limitedは、培養シーフードを開発するBlueNaluに対し、追加のエクイティ投資を実施したと発表しました。Agronomicsは、BlueNaluが発行する転換社債型のConvertible Promissory Notes(CPN)に60万ドルを出資すると同時に、約600万ドル相当の優先株式を新たに引き受けました。この株式引受の対価として、Agronomicsは自社の普通株式をBlueNaluに発行しています。
今回の取引とBlueNaluのCPNラウンド完了後、AgronomicsのBlueNaluに対する持分比率は、完全希薄化ベースで約12.96%になる見込みです。CPNラウンドは、Lewis & Clark AgriFood Fund IIやSiddhi Capital Fund Iなど、フードテック分野で実績のある投資家が主導しており、初回クロージングでは総額約800万ドルが調達されました。Agronomicsの関連会社であるNew Agrarian Company Limitedも同ラウンドに参加しています。
調達資金は、BlueNaluが開発を進める培養クロマグロのトロの市場投入に向けて活用されます。具体的には、米国および一部海外市場での規制当局との協議の前進、プレミアム外食向けの初期商業展開準備、製造プロセスの最適化と量産体制の整備、さらにはバリューチェーン全体での戦略的パートナーシップ強化に充てられる予定です。
AgronomicsのNon-Executive ChairであるJim Mellon氏は、今回のラウンドで主導的な役割を果たせたことを喜ばしく思うと述べ、優先株式と転換社債という構成により下方リスクを抑えつつ持分を拡大できた点を評価しています。また、BlueNaluのCEO兼FounderであるLou Cooperhouse氏とCTOのLauran Madden氏率いる経営陣が掲げる、大胆でスケールの大きな事業計画が、同社を非常に価値の高い企業へ成長させる可能性があると期待を示しました。
Lou Cooperhouse氏も、Agronomicsおよび長年の投資家からの継続的な支援が、BlueNaluの戦略と実行力、培養シーフード分野におけるリーダーシップへの信頼を裏付けるものだとコメントしています。今回の投資により、規制対応と商業化準備に集中し、培養クロマグロのトロを市場に投入する体制を着実に整えていく考えです。
BlueNaluについて
BlueNaluは、2018年に設立された米サンディエゴ拠点の培養シーフード企業です。魚の細胞から直接高品質なシーフードを生産する技術を開発しており、安定した品質と供給を強みとしています。主力製品である培養クロマグロのトロは、寿司や高級外食向けに開発が進められており、規制承認後の商業化を目指しています。世界各国の規制当局、シェフ、流通事業者、戦略的パートナーと連携し、持続可能で責任あるシーフードの提供に取り組んでいます。
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