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Healthcare AIのBasalt Health、医療現場の事務負担を自律的に削減するAIコパイロットを発表
Healthcare AIスタートアップのBasalt Healthは、医療チーム向けの自律型AIコパイロット「Basalt Health」の正式ローンチを発表しました。同社は25m Healthおよび複数の大手医療システムと連携し、電子カルテ(EMR)や既存ワークフローに直接統合され、タスクを人手を介さず実行できるAIアシスタントを開発しています。目的は、医療従事者を煩雑な事務作業から解放し、患者ケアに集中できる環境を整えることです。
Basalt Healthが注目する背景には、医療業界が長年抱えてきた「ボーモルのコスト病」があります。過去20年で米国全体の生産性は大きく向上した一方、医療分野の生産性はほぼ横ばいで、その結果、患者や雇用主の負担は増大してきました。医師や看護師は膨大な管理業務に追われ、非効率やコスト増、バーンアウトの原因となっています。Basalt Healthは、この構造的課題をAIによる業務自動化で変えられると考えています。同社によると、Basalt Healthは2026年までに70万件以上の患者診療における管理業務を自動化する見通しです。具体的には、マンモグラフィや大腸内視鏡検査といったケアギャップの特定、健康リスクのフラグ付け、来院前のカルテ準備、専門医への紹介、保険適格性の確認などを支援します。これにより、医療チームは数千時間規模の業務時間を節約できるとしています。
BasaltのAIエージェントは、EMRとシームレスに連携し、微妙な医療ガイダンスを理解したうえで、構造化・非構造化の患者データを統合し、複雑な事務ワークフローを自律的に処理します。基盤にはGoogle Cloudを採用し、Vertex AIやGeminiなどの技術を活用することで、高い精度、信頼性、セキュリティを確保しています。また、Basalt Healthは透明性・セキュリティ・コンプライアンスを中核に据えています。HIPAA準拠の暗号化や業界最高水準のセキュリティ対策を実装し、データ取り扱いからワークフロー自動化まで、倫理性と説明責任を重視しています。AIが医療提供者と患者の双方にとって信頼できる存在となることを目指しています。
Basalt Healthについて
Basalt Healthは、医療チーム向けの自律型AIコパイロットを開発するヘルスケアAI企業です。電子カルテと既存業務に統合され、事務作業を自動実行することで、医療従事者の負担軽減と医療生産性の向上を支援します。セキュリティとコンプライアンスを重視し、倫理的で実用的な医療AIの実装を目指しています。
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