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AIエージェント基盤のPerplexity、「Perplexity Computer」を拡張し400超の統合機能を訴求
Perplexityは、クラウド上で動作するAIエージェント基盤「Perplexity Computer」の機能を拡張し、Web操作、ファイル生成、ソフトウェア連携を組み合わせた業務自動化の活用領域を広げています。関連情報によると、このシステムは400を超える外部ツールとの連携に対応し、複雑なタスクを人の代わりに処理することを目指した設計になっています。Perplexityは2026年2月に「Perplexity Computer」を発表しており、複数の先端AIモデルを統合制御するエージェント型基盤として位置づけています。 Perplexity Computerの大きな特徴は、人間のようなWebブラウジング挙動を再現しながら、情報収集やサイト操作、業務フロー実行を進められる点です。報道では、このシステムはクラウド上の隔離環境で稼働し、実ブラウザや実ファイルシステムを利用しながら、長時間にわたるワークフローも継続実行できるとされています。加えて、複数プロセスを並列実行するサブエージェント構造や、プロジェクトの文脈をまたいで保持する永続メモリ機能も備えており、単発の検索ツールではなく、継続型の業務エージェントとしての性格を強めています。
技術面では、Perplexity Computerはマルチモデル構成を採用しており、Opus 4.6が全体の推論とタスク判断を担いながら、タスク内容に応じて最適なモデルへ処理を振り分ける仕組みを採っています。公開情報では、Gemini、GPT-5系、Grok、画像生成モデル、動画生成モデルなどを含む複数モデルが役割分担して動作するとされており、これによって調査、文書生成、データ処理、画像や動画生成までを一つの基盤上で扱える構成になっています。Perplexityは、こうした統合的なモデル運用を通じて、従来の単一モデル型AIよりも柔軟な業務処理を可能にしようとしています。 また、Perplexityは近時、「Personal Computer」や「Computer for Enterprise」といった派生展開も進めています。報道によると、「Personal Computer」はMac miniを活用する形で提供され、ローカルのファイルやアプリにアクセスしつつ、安全対策として監査ログや重要操作時の承認機能、キルスイッチなどを備えています。これにより、単なる検索や要約を超えて、メール作成、資料準備、情報整理、社内業務支援までをAIエージェントが担う方向へ進化しています。
一方で、この種の高度なエージェント基盤にはコストや機能面での課題も残ります。関連レビューでは、月額$200規模の料金設定や、特定の外部開発基盤との高度な連携機能における不足が指摘されています。ただし、複数のAIモデルを束ねた上で、外部ツールとの広範な統合、長期的なタスク継続、ファイル生成までを一体的に提供する点は、企業業務や高度な個人利用において差別化要因となり得ます。Perplexityは、検索企業から、業務実行型のAIコンピューティング企業へと領域を広げつつあるとみられます。
Perplexityについて
Perplexityは、対話型検索とAIエージェント技術を軸に事業を拡大するAI企業です。近年は検索体験の高度化に加え、「Perplexity Computer」や「Personal Computer」のような製品を通じて、複数AIモデルを統合し、Web操作、業務自動化、ファイル生成、外部ツール連携を実行するエージェント基盤の展開を進めています。企業向けにはSlack統合やエンタープライズ製品も広げており、検索から実行までを担うAIプラットフォームへの進化を目指しています。
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