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2026/05/22

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AIセールスエンジンの1mind、ライブ営業コールに名前のあるAI参加者として加わり買い手と直接対話する「Ride-Along」をローンチ

AI主導成長(AI-Led Growth:AILG)のパイオニアを掲げる1mindは、ライブ営業コールに参加し、買い手に対して直接リアルタイムで会話する業界初のAI「Ride-Along」をローンチしたと発表しました。市場に出回っている他のインコールAIツールが、営業担当(AE:Account Executive)の裏側で囁いたり提案を表示したりするのに対し、Ride-Alongは「名前付きの参加者」として商談に表示され、複雑な技術質問に答え、スライドをプレゼンし、反論対応まで行います。事実上、Sales Engineer(SE)として会話のスピードで完全自律的に機能する設計です。シリアルアントレプレナーである共同創業者兼CEOのAmanda Kahlowは、「私のNorth Star(北極星)は、より良い購入体験と顧客体験を生むことだ。Ride-Alongは、すべてのAEに対し、商品を深く理解し、コンテキストを忘れず、会話を重ねるごとに進化する世界クラスのSEを、すべてのコールに同席させる。これが実現すると、これまでなら同席させる経済性が成立しなかったSDRディスカバリー、コマーシャル営業、カスタマーサクセス、サポートまで、Ride-Alongを乗せられる」と述べています。

 

Ride-Alongが解決しに行くのは、構造的なSEボトルネックです。B2B営業の現場では、AE対SEの比率は中央値で4対1、組織によっては10対1に達することもあり、結果として大半のライブ営業コールには技術サポートが付きません。買い手が難しい技術質問を投げた瞬間に、AEが「持ち帰って後ほどご回答します」と返してしまうと、Sales Insights Labによれば、そのディールがリカバリーする確率は100分の1まで落ち込みます。JOLT Effectが250万件の営業会話を分析した結果でも、有望なパイプラインの40〜60%が「他社へ負けた」のではなく、フリクションによって「決定なし(no decision)」で終わっているとされており、SBIによれば71%の買い手が営業との体験を「フラストレーティング」と表現し、Sales Growth Companyの調査では82%の買い手が「好感より信頼性」を重視していると報告されています。技術質問にその場で答えられない瞬間に、その信頼性は崩れます。Ride-Alongは、Zoom、Microsoft Teams、Google Meet上のスケジュールされたミーティングに「Nigel | 1mind」のような名前付き参加者として参加し、会話を全文聞き取り、必要に応じて応答することで、買い手の質問と回答の間にあったSEボトルネックそのものを解消します。

 

機能面では、リアルタイムのプロダクトデモを実際のUI上で、本物のカーソル操作とスタジオ品質の音声によって行えるほか、SEのリアルタイム役割(複雑な技術質問への回答、要求に応じたスライド提示、価値訴求の補強、反論ハンドリング)を引き受けます。アクティブモード(フル参加)とサイレントモード(傾聴のみ)をコール単位で構成でき、コール後にはキーシグナルを抽出した構造化サマリーを生成します。さらに、1mind独自のFine Tuned Guardrails技術により、ハルシネーションをほぼゼロに抑え、価格・技術情報・高度なデモ機能などについて常に企業の情報に整合した回答に絞り込まれます。1mind自身は「Ride-Alongは、囁き型コパイロットでも、コーチング・ウィスパーでも、ポストコール要約ツールでもなく、買い手に直接話しかける唯一のプロダクト」だと位置付けています。市場面での実績も具体的です。HubSpot、Nutanix、Coupa、ZoomInfo、Owner、Boston Dynamics、Seismic、ThoughtSpot、New Relic、Tealiumを含む70社超のエンタープライズが1mind Ride-Alongを採用しており、2倍から5倍の転換率向上、62%短縮された営業サイクル、人間が一切介在せずに1mindが単独でクローズした11万ドル規模のディールといった結果が報告されています。1mind自身のパイプラインの78%はAIソースでもあります。レガシーチャットボットの置き換えとしてA/Bテストを行ったExperityでは、半分の期間で3倍の収益を達成し、インクワイアリーからオポチュニティへの転換率が6%から10%へ、MQLからオポチュニティへの転換率が12%から21%へ、勝率が26%から50%へ、営業サイクルが28日から15日へ短縮されています。Experityで Patient Engagement and AI Center of ExcellenceのEVPを務めるJonathan Mossは、「100件の問い合わせに対し、これまでのベンチマークでは1件のクローズだったが、1mindでは3件のクローズが生まれた。我々は2026年の市場で2015年の動きをしていた。AIは直接的な顧客会話を担うのに十分対応しており、テストに掛けてみてGTMアプローチ全体が変わった」と語っています。

 

1mindについて
1mindは、6senseの創業者兼前CEOで、アカウントベース・マーケティング(ABM)のパイオニアであるAmanda Kahlowによって設立された、AI主導成長(AI-Led Growth:AILG)プラットフォームのスタートアップで、米国・カリフォルニア州サンフランシスコに本社を置いています。同社の中核は独自開発の「1mind Neural Engine」で、これは「AI Knowledge Graph」と「Action Orchestration」レイヤーから構成され、SDR、初回コールAE、SE、CSM、そして「In-Product Guide」と呼ばれるこれまで存在しなかった新ロールに至るまで、顧客ライフサイクル全体を横断する「Superhumans(スーパーヒューマン)」と呼ばれる自律エージェントとして機能します。OpenAIやGoogle Geminiといった大規模言語モデルにディターミニスティック(決定論的)なAIを組み合わせることで、ハルシネーションを抑制し、買い手の適格性評価、ミーティング設定、ピッチ、デモ、反論ハンドリング、ペインポイントの掘り起こし、バリューモデルの構築、顧客オンボーディングまでを既存ワークフローへシームレスに統合できる設計です。製品ラインには、Webサイト経由のインバウンド対応「Website Inbound」、プロダクト内ガイドの「PLG In-Product Guide」、カスタマーサクセス/サポート向けソリューション、そして今回ローンチされた「Ride-Along」が含まれます。資金調達面では、これまでに累計4,000万ドルを調達しており、Battery Venturesがリードする3,000万ドルのシリーズAラウンドのほか、Primary Ventures、Wing Venture Capital、Operator Collective、Harmonic Growth Partners、Success Venture Partners、加えてMonday.com、ZoomInfo、Databricks、Box、Gong、Braze、Verkadaといった企業のエグゼクティブ層が個人投資家として参加しています。

 

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