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CleanEnergyのAlsym Energy、Re:Build Manufacturingと組み米国産ナトリウムイオン電池の商業生産に向け本格始動
マサチューセッツ州Malden拠点のAlsym Energyと、先進的な国内製造を手がけるRe:Build Manufacturingは、米国内における商業規模のナトリウムイオン電池セル製造能力の構築に向けた覚書(MOU)の締結を発表しました。製造拠点として想定されているのは、ピッツバーグ郊外に位置するRe:Buildのペンシルベニア州New Kensington工場です。この地域には製造業に関する深い歴史的知見と意欲的な労働力があり、両社は物流リードタイムや輸送コストの大幅な削減を見込んでいます。Alsym EnergyのCEO・Mukesh Chatterは「Na-Seriesバッテリーは、AIデータセンターや電力会社、商業不動産など、あらゆる分野の重要なエネルギーニーズを満たすものです。Re:Buildとの連携により、国内商業生産へのロードマップを加速させ、FEOC(懸念外国事業体)規制への完全準拠と税額控除・国防調達ルールに対応したサプライチェーンを構築します」と述べています。
Alsym Energyが開発するNa-Seriesは、リチウムイオン電池が抱える主要な課題を正面から解決するために設計されています。同社のバッテリーは不燃性かつ非毒性で、コバルト・ニッケル・リチウムを一切使用しない独自の化学的組成を採用しています。原材料には、ワイオミング州で豊富に産出される炭酸ナトリウム(ソーダ灰)などの地球上に潤沢に存在する素材を活用しており、中国依存型のリチウム系サプライチェーンからの脱却を図っています。また、物理学に基づいた独自のAIプラットフォームにより、従来比で約10倍の速度で電池開発を進める体制を整えており、UL9540A認証の取得をセルレベルで目指している点も、リチウムイオン電池では達成困難な安全基準への対応を示すものです。
今回のRe:Buildとのパートナーシップは、Alsymが近年急速に積み上げてきたパートナーシップ群に新たに加わるものです。2026年5月にはESS Tech(NYSE: GWH)と8.5GWhのナトリウムイオンセル・モジュール供給に関する基本合意書を締結し、同月にはカリフォルニア州を拠点とする再生可能エネルギー開発会社Juniper Energyと500MWhのエネルギー貯蔵システム展開に向けた戦略的連携を発表しました。これらの動きはいずれも、AIデータセンターの急増や再生可能エネルギーの普及に伴う電力貯蔵需要の高まりを背景に、安全でコスト競争力のある非リチウム系バッテリー技術への市場の注目が一段と高まっていることを反映しています。
Alsym Energyについて
Alsym Energyは、マサチューセッツ州Maldenに本社を置く米国のバッテリー技術スタートアップです。MIT機械工学教授のKripa Varanasi博士らが共同創業し、ナトリウムイオン電池の開発に特化しています。同社の主力製品であるNa-Seriesは、不燃性・非毒性・低コストを特徴とする次世代エネルギー貯蔵ソリューションで、電力会社・AIデータセンター・商業施設・住宅など幅広い用途を対象としています。FEOCに非依存なサプライチェーンを構築することで地政学リスクの低減を図るとともに、物理情報に基づく独自のAIプラットフォームを活用して開発スピードを飛躍的に高め、2024年に7,800万ドルのシリーズCラウンドを完了するなど、商業化と量産化に向けた取り組みを加速させています。
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