Startup Portfolio
マイクロLEDディスプレイ技術の商品化を進める"Mojo Vision"がSeries Aで$22.4Mを調達
Mojo Visionは、New Enterprise Associates, Khosla Venturesなど新しいミッションを信じる既存の支援者および新規投資家のDolby Family Ventures、Liberty Global Ventures、Fusion Fund、などが参加した「新たなSeries A」と呼んでいる資金調達ラウンドで$22.4Mを調達した。
Mojo Visionのピボットに関するニュースは、CESの開催中に発表されました。過去数年間、Mojo Visionは、初の拡張現実スマートコンタクトレンズであるMojo Lensの開発で大きな進歩を遂げました。昨年、このレンズの最初の完全なプロトタイプを実演し、CEO自身がこの画期的な技術を身に着けてテストした最初の人物となりました。しかし、製品開発に重要な進展があったとしても、Mojoは資金調達の面で大きな困難に直面していました。世界経済の低迷、極めて厳しい資本市場、先進的なAR製品の市場の可能性がまだ証明されていないことなどが原因で、Mojo VisionはMojo Lensの開発を継続するための追加の民間資金を見つけることができない状況に陥っていました。
より直接的な市場機会を生かすため、同社は事業の軸足を変え、MojoのMicro-LED技術にリソースを集中させることを決定しました。この変更は、Mojo VisionがMojo Lensの開発を減速させるという難しい決断をしたことを意味します。会社のリソースを、短期的に大きな市場可能性があるとわかっている、世界クラスのMicro-LEDディスプレイ技術の継続的な開発と商業化に向けることにしました。同社はプロジェクトを中断に際し、スタッフの75%を解雇すると発表しました。
同社は、レンズの心臓部であるマイクロLEDディスプレイ技術の商品化を進めています。このコンポーネントの技術には、現在、より大きな市場があり、より管理しやすいロードマップがあることは確かです。以下は、同社が発表したこの技術のスペックと詳細です。
- 1インチあたり最大28,000ピクセルのダイナミック表示
- Sub-μmス scaleで高効率な青色マイクロLEDデバイスを実現
- 赤・緑用高効率量子ドットインク
- 1M+nitの高輝度
- 最適化されたCMOSバックプレーン、wafer0towafer bonding、カスタムマイクロレンズ光学系を組み込んだディスプレイシステム
- 300mmシリコン上の窒化ガリウム(GaN)をベースにした大量生産プロセスで、エンドツーエンドの300mmフローを実現
「今回の資金調達により、画期的なモノリシックマイクロLED技術を顧客に提供し、高性能マイクロLEDの市場投入を支援することができます」とリリースで述べています。
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