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Web3のYuga Labs、メタバース開発基盤を内製化しOthersideの将来に本格投資
Yuga Labsは、ImprobableからUnreal Creator PlatformおよびOthersideの中核開発に関わってきたImporiumチームの人材、さらに高同時接続(High CCU)技術のライセンスを取得することで合意したと発表しました。これにより、Othersideの中核技術と開発人材がYuga Labsの社内に統合され、メタバース開発を完全に内製化する体制が整います。
これまでOthersideの開発は複数企業にまたがって進められてきましたが、今回の買収によって、Yuga LabsはカスタマイズされたUnreal Engineベースのクリエイタープラットフォーム、バーチャルワールド開発ツール群、そしてそれらを運用する専門チームを直接保有することになります。Founder兼CEOのGreg Solano氏は、技術と才能を一つの組織に集約し、Othersideに対して制約のない開発投資を行うことで、より野心的な体験を迅速に提供できるようになると述べています。
ImprobableのCEOであるHerman Narula氏も、ImporiumチームがYuga Labsに加わることで、世界水準のOtherside開発がさらに前進するとコメントしています。今後もImprobableは高同時接続技術やオープンスタンダードであるMMLを長期的に提供し、Yugaとの協業を継続するとしています。
開発者やプレイヤーにとっては、今回の移行はシームレスに行われる設計で、Othersideはこれまでと同じ実績ある技術基盤の上で稼働し続けます。一方で、Yuga Labsが直接コントロールすることで、より迅速かつ独自性の高いアップデートが可能となり、Othersideの進化が加速する見通しです。
Yuga Labsについて
Yuga Labsは、ストーリーテリング、体験、コミュニティを軸にWeb3の未来を切り拓く企業です。Bored Ape Yacht ClubやOthersideといった代表的プロジェクトを通じて、NFTの実用性とメタバース体験の可能性を拡張し続けています。
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