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ニューヨークには、過去最多の30社のイスラエル創業のユニコーンが存在
United States - Israel Business Allianceによると、イスラエルで創業したユニコーンのうち、ニューヨークを本拠地とする企業が過去最多となりました。同アライアンスによると、イスラエル人が設立した30社がビッグアップルをグローバル本社または米国本社として使用しており、イスラエルのテルアビブ以外で最も多くのイスラエル人設立のハイテクユニコーンが存在する都市であることを意味しています。
USIBA会長のAaron Kaplowitzは、次のように述べています。「ニューヨークは、イスラエルの起業家がグローバル企業を設立するためのリソースを集中的に提供する金融および国際的なハブであり続けています。近年、ニューヨークでイスラエルが設立したユニコーンの数が増えていることから、多くのアーリーステージのイスラエル人創業者は、エンパイア・ステートが米国への理想的なゲートウェイであることをさらに確信しています。」
ニューヨークのイスラエル創業ユニコーンの数は着実に増えており、2022年の26社から増加しています。2019年にはその数は5つに過ぎず、Covid-19のパンデミックや経済状況の厳しさといった外的課題にもかかわらず、わずか4年で6倍もの増加があったことになります。トータルで見ると 30社は世界中で14,717人の直接雇用を創出し、そのうちの3大企業はVia(1,200人)、Verbit(1,000人)、Wiz(833人)です。これら30社の評価額は合計675億ドルで、最も価値のある企業はWiz(100億ドル)、Fireblocks(800万ドル)、Melio(40億ドル)とされています。その他、Hibob、BigID、OpenWeb、そして今年、Calcalistのイベント「Power in Diversity」でイスラエルで最も多様性のあるテック企業に選ばれ、Calcalistが2021年に最も有望なイスラエルのスタートアップに選出したMinute Mediaが注目されています。
エンパイア・ステートのイスラエル創業ユニコーンの数は、今年35社のイスラエル創業ユニコーンを挙げたカリフォニアの後塵を拝しています。3位はマサチューセッツ州の10社で、イリノイ州とニュージャージー州がそれぞれ3社で続いています。2022年9月、ニューヨーク市は、創業や移転によってニューヨークに拠点を構えたイスラエルのスタートアップ企業をクラウドソーシングで紹介する地図「Mapped in NY」が主催したイベントで、400社目のイスラエル創業企業を迎えました。企業の評価額と直接雇用創出数は、米国・イスラエルビジネスアライアンスから提供されたもので、データリソース、オンラインで公開されている情報、経営者や業界関係者との会話に基づいて推定されたものです。推定値は現在の価値を反映していない可能性があります。
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