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物流施設内で商品を自動的に移動させるCobotを開発する"Collaborative Robotics"がSeries Aで$30Mを調達
Collaborative Roboticsは、Sequoia Capitalがリードし、Khosla Ventures, Mayo ClinicとAmazonのコンシューマー事業の元CTOや既存投資家が参加したSeries Aで$30Mを調達した。
Amazonのフルフィルメントセンターを動かす倉庫自動化システムを開発するAmazonのロボット部門の元責任者が設立したCollaborative Roboticsは、人間のすぐ近くで動作するように設計されたロボットの一種であるcobotを開発しており、同社のシステムは倉庫などの施設内で商品を移動させる作業を自動化させ、箱、トート、カートを運搬することができます。
すでに多くの企業が、物流施設内で商品を自動的に移動させるためにロボットを使用しているが、より複雑な作業には、まだ人間の入力が必要です。Collaborative Roboticsは、このような運搬作業を「エンド・ツー・エンド」で行い、人手をあまり必要としないようにcobotを設計しています。
「ロボットが我々の周囲にシームレスに溶け込み、業務効率と人間の可能性を高めるという我々のビジョンは、今までになく近づいている今回の資金調達は、世界初の真に実用的なcobotを市場に投入するという我々の使命を加速させるものです」と同社のCEOは説明しています。
同社は、ハードウェアに関する技術的な詳細はまだ明らかにしていません。しかし、同社のロボットは、このカテゴリーにエントリーしている他の企業のようなヒューマノイド・デザインに基づいていないことは明らかにしています。複数のスタートアップ、最近ではFigure AIが、人型倉庫ロボットを製造するために過去数四半期に資金を調達しています。
長期的には、Collaborative Roboticsは物流倉庫以外にも焦点を広げる計画で、同社のロボットは、オフィスやスタジアム、ホテルといった場所にも配備できると考えています。Collaborative Roboticsは、同社のハードウェアを施設の清掃から来客の案内まで、さまざまな作業に利用することを想定しています。
同社のハードウェアはまだ開発中だが、すでに複数の顧客を抱えています。Collaborative RoboticsはCobot Flywheel Programというプロフェッショナル・サービスを提供し、企業のサプライチェーン施設への倉庫自動化システムの導入を支援しています。同社によると、バイオテクノロジー、ヘルスケア、ロジスティクス、製造業に顧客がいるということです。
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