Quantum Machinesが、超低ノイズ量子電子ソリューション「QDAC-II Compact」と「QSwitch」を発表

量子コンピューティングの発展を加速する先進的な量子制御ソリューションを提供するQuantum Machinesは、業界をリードする量子電子製品ファミリーに、2つの新しい高密度ソリューション「QDAC-II Compact」と「QSwitch」を追加しました。

QDAC-II Compactは、超安定で超低ノイズな24チャンネルの電圧ソースで、超伝導およびスピン量子ビットを最適な性能に調整するための多用途装置です。ベストセラーであるQDAC-IIの全ての機能を保持しつつ、よりコンパクトなサイズ（1Uの四分の一）で提供されます。

QSwitchは、使いやすく、ソフトウェアで制御可能な240リレーのブレークアウトボックスで、実験を事前にプログラムし、セットアップや機器間で素早く切り替えることができ、貴重な研究開発時間を節約できます。

QDAC-II CompactとQSwitchは、それぞれ単独で使用することも、単一の24ピンケーブルを介して連続して接続することもできます。

主な特長
・最適な信号品質: 超低ノイズ、最小のクロストーク、最小の過渡現象を提供し、信頼性の高い量子ビット動作を実現します。
・汎用性: 高速調整と超安定動作点の間で切り替え可能で、量子プロセッサの動作に理想的です。
・時短: ゲートリーク検出や仮想ゲートスキャンなど、多くの事前プログラム機能を組み込み、実験のセットアップ時間を短縮し、コストを削減します。
・ソフトウェア制御: SCPIコマンド、Python、QCoDeSによる遠隔実験制御を可能にします。
・使いやすさ: 柔軟で低ノイズなケーブルアセンブリとセットアップ指示を含み、数分で実験スクリプトを実装できます。

Quantum Machinesの共同創業者兼CEOであるItamar Sivanは、「QSwitchとQDAC-II Compactは、パフォーマンスを損なうことなく、合理化された省スペースのソリューションを提供するという私たちの献身を体現しています」と述べています。「複数のOPX1000ユニットとの協調動作が可能であることは、拡張可能な量子コンピューティングにおける私たちの重点を示しており、制御システムのシームレスな拡張と洗練を可能にします」と付け加えました。

Quantum Machinesについて
Quantum Machines（QM）は、実用的な量子コンピュータの実現を加速する量子革命を推進しています。同社のQuantum Orchestration Platform（QOP）は、量子プロセッサの制御と運用アーキテクチャを根本的に再定義しています。量子誤り訂正、マルチ量子ビットの校正など、最も複雑なアルゴリズムを即座に実行できるフルスタックのハードウェアおよびソフトウェアプラットフォームです。任意の量子プロセッサの全潜在能力を引き出すQOPは、量子技術の前例のない進歩と加速、および数千量子ビットへの拡張を可能にします。