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チップスタートアップのRivosが、250万ドルを調達し、RISC-V AIチップの開発に乗り出す
チップスタートアップのRivosは、人工知能(AI)向けの初の自社サーバーチップの製造を可能にする2億5,000万ドルの資金調達ラウンドを実施したと発表しました。Nvidiaの組み合わせチップとCUDAソフトウェアが、AI関連コンピューティング市場を支配していますが、2023年のAIチップ市場シェアの80%以上をNvidiaが占有しています。しかし、スタートアップ企業や大手チップメーカーが、IntelのGaudi 3やMetaの推論チップなど、競合製品の投入を始めています。
Rivosは製品の詳細については控えめですが、RISC-Vアーキテクチャに基づくチップ設計を計画していることを明らかにしています。RISC-Vはオープンソースで、Arm、Intel、AMDのアーキテクチャに代わる選択肢です。RISC-Vなどの命令セットアーキテクチャは半導体設計の基礎となるものであり、オープンソースを採用することでRivosはArmにライセンス料を支払う必要がなくなります。Rivos投資家の一つであるWalden Catalystの創業マネージングパートナーLip-Bu Tanは、「RISC-Vには(大規模な)ソフトウェアエコシステムがないため、私は企業を設立し、NvidiaがCUDAで行ったようにソフトウェア定義のハードウェアを構築することにしました」と語っています。
カリフォルニア州サンタクララに拠点を置くRivosは、中央処理装置とAIアクセラレーターコンポーネントを組み合わせたサーバーチップの設計を進めており、大規模言語モデルとデータ分析に最適化される予定です。同社はまず、チップがプログラムを実行できるようにコンピュータコードをコンパイルするために必要なソフトウェアから着手し、そのソフトウェアを中心にプロセッサを設計しました。CEOのPuneet Kumarは「通常、チップメーカーは逆の手順を踏みます。つまり、シリコンを作ってからその上にソフトウェアを構築します。私たちは、まずソフトウェアから検討することにしました」とReutersのインタビューで語っています。Matrix Capital Managementがこのラウンドで最大の投資家となり、Intel、MediaTek、Dell Technologiesからも投資を受けています。
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