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BioTechのcTRL Therapeutics、革新的な循環腫瘍反応性リンパ球(cTRL)療法の新データをSITC年次総会で発表予定
次世代固形がん細胞療法を開発するバイオテクノロジー企業cTRL Therapeuticsは、ヒューストンで開催される免疫療法学会(SITC)年次総会で、同社独自のIsoQore™細胞分離プラットフォームを活用した循環腫瘍反応性リンパ球(cTRL)の治療効果に関する新データを発表することを明らかにしました。
同社研究部門長のRuben Rodriguez博士は、治療選択肢が限られた患者におけるcTRLsの強力な腫瘍反応性と治療可能性を示すデータを発表することへの期待を表明しました。同社CEOのDerrell Porter医師は、外科的切除を必要としない血液採取による治療法としてのcTRLsの可能性を強調しています。
ポスター発表では、以下の2つの重要な研究結果が共有される予定です:
1. チェックポイント抵抗性メラノーマ患者から分離されたcTRLsの抗腫瘍活性に関するデータ。従来のTIL製造に失敗した患者からのcTRLsが、TILsと比較してより効果的な抗腫瘍反応を示すことを実証。
2. 大腸がん患者から分離されたcTRLsが、自己腫瘍に対して反応性を示し、腫瘍浸潤リンパ球(TIL)よりも疲弊が少ないことを示すデータ。
cTRL Therapeuticsについて
cTRL Therapeuticsは、独自のIsoQore™プラットフォームを通じて、末梢血から循環腫瘍反応性リンパ球(cTRL)を分離・増幅する技術を開発するバイオテクノロジー企業です。主力製品のcTRL-001は、幅広い固形がんに対して、より安全で拡張性の高いソリューションを提供することを目指しています。従来の細胞療法の限界を克服し、より多くの患者に効果的な治療を提供することを目標としています。