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プログラミングイベント推進のAdaCore:「Advent of Code」でAdaとSparkを活用
AdaCoreは、12月に開催される「Advent of Code」でAdaやSparkといった形式言語を使って課題を解くことをプログラマーに推奨しています。「Advent of Code」は2015年に開始されて以来、12月1日から25日まで毎日新しいプログラミング課題がウェブサイト上で公開されるイベントとして定着しています。このイベントでは、課題を解くごとにポイントが与えられます。AdaCoreはこれに加え、プログラミングアカデミーへの寄付を行うことで、参加者の意欲をさらに高めています。
課題の難易度はさまざまで、どのプログラミング言語でも解くことができます。このイベントは、面接対策、企業のトレーニング、大学の課題、スピード競技、そして仲間同士の挑戦の場として広く活用されています。参加には基本的なプログラミング知識と問題解決能力があれば十分で、すべての課題は10年前のハードウェアでも15秒以内に完了する仕様です。
AdaCoreの取り組み
AdaCoreは、AdaやSpark言語を使う参加者に向けた特別なインセンティブを提供しています。Ada言語を使って課題を解いた場合、AdaCoreは課題1つにつき$10を「Ada Developers Academy」へ寄付します(上限$5,000まで)。さらに、Sparkを使い、ランタイムエラーの証明が含まれた解決策(いわゆる「Silverレベル」)を提出した場合、1課題につき$20が寄付されます。また、初心者から上級者までが解決策を登録できる専用のスレッドが「ada-lang.io」フォーラム上に設置されています。登録は誰でも参加可能です。来年1月初旬にAdaCoreがすべての提出物を集計し、それに基づいて「Ada Developers Academy」へ寄付を行う予定です。
AdaCoreについて
AdaCoreは、AdaやSparkなどの形式言語を中心としたソフトウェアツールチェーンを提供する企業です。特に高信頼性が求められる分野で活用され、アビオニクスやセキュアシステムの構築に貢献しています。同社の取り組みは、プログラミング教育の促進や次世代技術の開発支援にも力を入れています。
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