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リアルタイム顧客分析のSnowplow、AI製品向け基盤「Signals」を発表
顧客データインフラを手がけるSnowplowは、新たにリアルタイム顧客インテリジェンス基盤「Snowplow Signals」を発表しました。Signalsは、企業が顧客向けAIアプリケーションを迅速かつ効率的に構築・展開できるよう設計されており、リアルタイムで深い顧客情報をアプリに提供することで、より高度なパーソナライズ体験を可能にします。これまでSnowplowは主にデータ分析チームに利用されてきましたが、新たに製品開発、エンジニアリング、データサイエンスの各チームがAIを活用した顧客向けアプリケーションを構築するためのサポートを強化しています。Signalsは、ユーザーの行動をリアルタイムで把握し、AIエージェントがユーザーごとに最適化された応答やコンテンツを提示することを支援します。
SnowplowのCPOであるTodd Boes氏は「Signalsによって、リアルタイムな顧客行動情報をアプリに取り込み、単なる顧客との一過性の交流を超えて、積極的で個別化された体験を提供できます。これにより、企業は顧客エンゲージメントの向上や収益拡大を実現できます」と述べています。
Signalsには、リアルタイムのユーザー属性を処理するストリーミングエンジン、過去のデータを元にユーザー属性を計算するバッチエンジン、リアルタイムでパーソナライズ行動を実行するインターベンション機能が含まれます。また開発者向けには、迅速な導入を可能にするSDKやコードサンプルが提供され、各企業のクラウド環境(AWS、Azure、GCP)で柔軟に運用可能です。Signalsは現在一部のパートナー企業に提供されており、2025年第3四半期に一般公開される予定です。今後もSnowplowは、AI駆動型デジタル体験の基盤として重要な役割を担っていくことを目指しています。
Snowplowについて
SnowplowはAI向け顧客データインフラのグローバルリーダーであり、Strava、HelloFresh、Burberryなど数多くの企業にリアルタイムの顧客データ基盤を提供しています。企業が顧客行動データを安全かつ迅速に収集・活用し、深い顧客理解をもとにパーソナライズされた体験や不正検知を可能にしています。
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