サイバーセキュリティのOstra Securityが、Blackwell Security買収し防御力を強化

マネージドセキュリティプロバイダーのOstra Securityは、高度なマネージド検知・対応（MDR）プラットフォームと業界知見で知られるBlackwell Securityを買収。BlackwellのマネージドXDRプラットフォーム「Pulse」とOstraの高品質なマネージドセキュリティサービスを統合し、あらゆる規模の企業に広範な保護を提供します。この統合の背景には、複雑化するセキュリティ、内部リソース不足、そしてステークホルダーからの監査・説明責任の高まりがあります。両社の連携により、成長を妨げずに防御力を高める、成果重視のワンストップ型ソリューションが実現します。

さらにOstraは、シリーズA資金調達の延長を発表し、総額を950万ドルに拡大しました。今回のラウンドはGeneral CatalystとRally Venturesが共同で主導し、既存投資パートナーであるCapitalFourのJeff Cowan氏も参加しました。この新たな資金は、採用強化、技術力の向上、そして企業の内部負担を増やさずに運用を守るOstraのカスタマイズ型サービスモデルの拡大に活用されます。

OstraのCEO Andrew Tewksbury氏は、「BlackwellのMDRを我々の高接触型モデルと融合させることで、顧客はこれまでにない明確さと制御でリスクに対応できる」と述べています。
General CatalystのパートナーMark Crane氏も、「Ostraは成果の見えるセキュリティを提供し、Blackwellの追加でさらに強固なプラットフォームになった」と評価しています。

Blackwell Securityについて
Blackwell Securityは、医療分野に特化したサイバーセキュリティソリューションを提供するスタートアップです。2023年に設立され、General CatalystとRally Venturesが主導する1,300万ドルの資金調達ラウンドにより支援されています。独自のBlackwell Pulse MHXDRプラットフォームは、HIPAAやSOC 2といった規制基準を満たしながら、医療機関が迅速に脅威に対応し、患者の安全性と運営の継続性を確保できるよう設計されています。デジタルヘルス企業から主要な医療システムまで、各組織のニーズに合わせた専門的なサポートを提供します。