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MedTechのMagnus Medical、治療抵抗性うつ病向けSAINT療法がCMSによる新支払いレート承認を獲得
神経精神疾患治療の変革を目指す神経調節医療企業Magnus Medicalは、同社の画期的なSAINT®療法について、米国Centers for Medicare & Medicaid Services(CMS)が病院外来における新たな支払いレートを承認したと発表しました。この決定により、治療抵抗性大うつ病性障害(TR-MDD)患者へのアクセスが大きく拡大されます。今回の最終決定では、SAINT治療日に使用されるCPTカテゴリIIIコードがNew Technology APC 1525に割り当てられ、1日あたり全国平均3,750.50ドルの支払いが設定されました。さらに、SAINTターゲティングについてもNew Technology APC 1511が維持され、全国平均950ドルの支払いが適用されます。2025年1月1日からは、病院がSAINT療法の完全プロトコルに対して19,703ドルを受け取れるようになり、個別化治療を提供するために必要なリソースが確保されます。
Magnus MedicalのCEOであるChristian Gormsen氏は「今回のCMSの決定は、治療抵抗性うつ病患者の治療における大きな節目であり、SAINT療法の臨床的有効性を裏付けるエビデンスの増加を反映しています」と述べています。また、MUSC HealthのBaron Short医師は「従来の治療で効果を得られない患者が多い中、今回のルール改正により、より多くの患者にSAINT療法が届く可能性があります」とコメントしました。SAINT療法は、MRIによる構造的・機能的情報を活用し、特許アルゴリズムでうつ病に関与する脳回路を特定して刺激することで効果を発揮します。治療は5日間という短期間で完了し、患者の生活への影響を最小限に抑えます。
Magnus Medicalについて
Magnus Medicalは2020年設立の民間医療企業で、治療抵抗性うつ病に対する新しい神経調節療法を開発しています。主力製品であるSAINTシステムは、従来の抗うつ薬治療で十分な改善が得られなかった成人患者を対象に、個別化されたニューロモジュレーションを提供します。本社はカリフォルニア州にあります。
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