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BiotechのAmide Technologiesが、複雑ペプチド製造プラットフォームを商業展開、創薬研究のスピードと可能性を拡大
難合成ペプチドの製造に取り組むAmide Technologiesは、新しい複雑ペプチド製造プラットフォームの商業化を開始したと発表しました。ペプチドはアミノ酸の連鎖で構成されるタンパク質の基本単位であり、自己免疫疾患、がん、糖尿病、感染症などの治療に有効とされ、近年FDA承認薬の数が急増しています。しかし、従来の固相ペプチド合成法(SPPS)では40残基程度までしか合成できず、生物学的発現でも対応できない領域が存在していました。Amideはその合成ギャップを埋める第三のアプローチを実現しました。
同社のプラットフォームはMIT化学科Pentelute研究室で開発された技術に基づき、最大120残基の直鎖ペプチドを安定的に合成可能です。独自の「Automated Fast Flow Peptide Synthesis(AFPS)」手法は加熱とフローを利用し、天然には存在しない鏡像タンパク質や分岐構造など複雑なペプチドを迅速に合成できます。通常数週間から数カ月を要するペプチドの調達を、最短1週間で研究者に届けることが可能となり、創薬における「設計-合成-試験」サイクルを飛躍的に短縮します。
Velia TherapeuticsやSalk Instituteをはじめとする研究機関がすでに導入しており、従来合成困難だった長大ペプチドや鏡像酵素の製造が可能になっています。Engine VenturesのGeneral PartnerでAmideの取締役でもあるReed Sturtevant氏は「新しいタンパク質のアイデアから実物を手にするまでに数カ月かかっていたが、Amideはそれを数日に短縮する。これは創薬スピードを劇的に変える」と語っています。同社は2023年に経営陣を強化し、Ginkgo Bioworks出身でMITの開発チームを率いたMark Simon氏をCEOに迎え、Google出身のPhilip Dixon氏をCOOに任命しました。Amideは現在、製薬企業とのパイロットプログラムを展開しながら事業拡大を進めています。
Amide Technologiesについて
Amide TechnologiesはMITで開発された技術を基盤に、従来のSPPSや生物学的発現では不可能だった複雑ペプチドを迅速に合成するバイオテック企業です。研究者が難合成ペプチドを日常的に利用できる環境を提供し、新たな治療法開発を加速することを使命としています。詳細は amidetech.com を参照してください。
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