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AIネイティブ・コンタクトセンターのCrescendo、「Total Outcome Guarantee」を発表し、顧客対応力向上
Crescendoは、AIネイティブのコンタクトセンターとして、カスタマーエクスペリエンス全体に成果連動型の価格と保証を拡張する「Total Outcome Guarantee」を発表しました。従来の多くのAIベンダーが限定的なAI対話の一部にのみ成果連動を適用してきたのに対し、CrescendoはAIアシスタントから人的Superhumanエージェント、セットアップや運用管理に至るまで、顧客対応の全要素を単一のマネージドソリューションで置き換え、結果に対してのみ費用が発生する透明で予測可能なモデルを提供します。
同保証の中核は三点です。第一に「最高のAI品質」で、AIが解決した応対におけるCSATを既存ベンダーより高くすることを保証し、上回れない場合は無償です。第二に「最速の立ち上げ」で、30日以内の本番化を約束し、達成できなければ実装費用は無料です。第三に「最高の顧客満足」で、不満足(DSAT)の結果には一切課金しません。SaaSプライシングの専門家Kyle Poyar氏は、成果連動を実用的に予測可能へと進化させた点を評価し、「成果が出なければ対価を受け取らない」という明確な約束が、企業の求める説明責任と予見性のバランスを実現すると述べています。
Crescendoは、IntercomのFin GuaranteeがAIコンテインメントに焦点を当てるのに対し、AIと人を組み合わせた“全体の体験”を対象に、品質・スピード・満足を同時に保証する点で先を行くと説明します。CEOのMatt Price氏は「単にAIボットの課金を成果連動にするだけでは品質低下を招き得る。私たちはCX全体を管理するからこそ、より高いAI品質、最速の立ち上げ、最高の顧客満足を包括的に保証できる」と述べています。同社はすでに、スマート潅水のRachioでピーク期でも100万超の顧客に対し最大99%の応対精度を実現し、IDEO Uでは即時解決率85%、CSAT34%向上、平均サポートステップを5から2に削減するなど、定量的な成果を示しています。複数の技術やBPOを跨ぐ構成を一社に統合できるため、企業規模を問わず、AI主導のCXへの移行を簡素化します。
Crescendoについて
Crescendoは、AI時代のピークCXパフォーマンスを実現する初のAIネイティブ・コンタクトセンターです。世界有数の自動チューニングAIと多言語対応の“Superhuman”専門家を組み合わせ、迅速・正確・共感的な応対を提供します。数か月単位ではなく数週間で本稼働へ導き、成果連動で予測可能な価格により、品質を保ちながらスケールを容易にします。約束倒れが横行する市場において、Crescendoは他社が語るだけの「成果」を保証します。
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