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MedTechのBioProtect、放射線治療で健常組織を守るインプラント企業が約2億ドルで買収合意
イスラエルの医療機器スタートアップであるBioProtectが、戦略投資家との間で約2億ドルの現金による買収に向けた覚書(MoU)を締結しました。本件は、BioProtectの株式4%を保有するヘルスケア投資ファンドのAlmeda Venturesが、テルアビブ証券取引所(TASE)に通知したことで明らかになりました。Almeda Venturesは本取引により、約1,000万〜1,200万ドルの収益と約800万ドルのキャピタルゲインを計上する見込みです。発表を受けて同社の株価は約20%上昇し、時価総額は約3,700万新シェケルに達しました。
BioProtectは2004年、ヘブライ大学のAvi Domb教授らによって創業されました。中核となる技術は、前立腺がんの放射線治療時に小型のバルーン型インプラントを体内で膨張させ、前立腺と周囲の健常組織を物理的に分離することで、放射線によるダメージから健常組織を保護するというものです。体内で自然に分解される点も特徴です。同社はこれまでに約3,600万ドルを調達し、MVM PartnersやKorea’s KBI Fund、Peregrine Venturesなどが投資家として名を連ねています。この技術を応用したスピンオフ企業OrthoSpaceは、整形外科向けに組織摩擦を軽減する用途で事業化され、2019年にStrykerへ最大2億2,000万ドル規模の取引となる形で売却されました。
BioProtect本体はその後も研究開発を継続し、2023年末にFDA承認を取得しています。現在は前立腺がん以外のインターベンショナル腫瘍治療や、美容・一般外科手術向けの組織保護製品の開発も進めています。今回のMoUは、同社の技術が放射線治療分野において高い臨床的価値と商業的評価を得たことを示す動きと言えます。
BioProtectについて
BioProtectはイスラエル発の医療機器企業で、放射線治療や外科手術において健常組織を保護するインプラント技術を開発しています。主力製品は体内で一時的に組織を分離し、治療後に自然分解するバルーン型インプラントです。前立腺がん治療を皮切りに、複数の医療分野への展開を進めています。
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