Startup Portfolio
プロテオミクスのOncoHostが、Technology Solution of the Year」を受賞
OncoHostは、精密がん医療(プレシジョン・オンコロジー)にプロテオミクスとAIを組み合わせた技術開発を進めるヘルステック企業として、Merit Awards for Healthcare 2025において「Technology Solution of the Year(テクノロジー・ソリューション・オブ・ザ・イヤー)」のGold Winner(最高賞)に選出されたと発表しました。同アワードは、患者ケアの質を大きく前進させるブレイクスルー技術を提供する組織を表彰するもので、OncoHostはプレ治療の血液検体1本からがん免疫治療の反応性を予測するAI搭載プラットフォーム「PROphet®」が高く評価されました。CEOのOfer Sharon医師は、「今回の受賞は、PROphet®プラットフォームががん診療にもたらす臨床的価値を改めて示すものです。初診の段階から、より自信を持った治療選択を支援する明確で実行可能なインサイトを腫瘍内科医に提供することが私たちの目標です」とコメントしています。
PROphet®プラットフォームは、患者の血漿から7,000以上のタンパク質を解析し、OncoHost独自の機械学習アルゴリズムを用いて全生存期間(OS)や無増悪生存期間(PFS)に関する個別予測モデルを生成します。最初の商用プロダクトである「PROphetNSCLC®」は、転移性非小細胞肺がん(NSCLC)患者を対象に、一次免疫療法に対するアウトカムを予測する世界で唯一のAIベース血液検査です。現在、腎細胞がんを対象とした「PROphetRCC™」と悪性黒色腫を対象とした「PROphetMELANOMA™」のローンチが進行中であり、さらなる腫瘍種への適応拡大も進められています。また、免疫チェックポイント阻害薬に伴う重篤な免疫関連有害事象(irAE)発現リスクを治療前に予測する「PROphetirAE™」の開発も進んでおり、免疫オンコロジー全体に対する影響力をさらに高めています。
今回の受賞は、OncoHostがグローバルで存在感を高めていることの一つの現れでもあります。同社は米国での事業拠点拡大や複数の先進的なグローバル共同研究を進めるとともに、ホスト応答バイオマーカー分野のリーダーとして、主要な国際学会での採択も相次いでいます。こうした動きは、PROphet®プラットフォームが精密診断とバイオマーカー開発の新たなスタンダードとなるポテンシャルを持つことを裏付けています。
OncoHostについて
OncoHostは、イスラエルのBinyaminaと米国ノースカロライナ州Caryに拠点を置くテクノロジー企業で、プロテオミクスとAIを活用した精密医療アプローチにより、がん患者のアウトカム向上を目指しています。同社の独自プラットフォーム「PROphet®」は血漿ベースのプロテインパターン解析ツールであり、非小細胞肺がん(NSCLC)領域の初期提供では、一次免疫療法の選択を単一の血液検体からガイドすることを可能にしました。PROphetNSCLC™検査は、各患者にとって最適な一次免疫療法レジメンに関する重要な指針を医師に提供し、全生存期間に大きな影響を与えることが示されています。経験豊富な起業家および業界エキスパートによるチームに率いられ、世界40カ所以上・1,700人超の患者を組み入れた大規模前向き臨床試験の支援を受けるOncoHostは、精密診断およびバイオマーカー開発の次のステージを切り拓く存在として期待されています。
関連ニュース








OncoHost に興味がありますか?
最新ニュース

AI向け行動データのSnowplow、AWS UK・アイルランド「Rising Star Partner Award 2025」を受賞
2025/12/07

AIソフトウェア開発のReplit、Googleと提携拡大し「Vibe Coding」を企業向けに本格展開
2025/12/07

次世代5GセキュリティのOneLayer、EricssonのIndustry 4.0パートナープログラムに参画
2025/12/07

FemTechのMaven Clinicと4Kira4Moms、MPact for Families第4期フェローとして2団体を選出
2025/12/07

Creative AGIのLuma AI、ロンドンに初の海外拠点を開設 元WPP幹部Jason Day氏がHead of EMEAに就任
2025/12/07