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2026/05/13

Startup Portfolio

マーケットプレイス統合のChannelEngine、出品者の可視性確保のためのAgenticコマース対応機能をリリース

オランダ・ライデンと米国・ニューヨークに拠点を置くマーケットプレイス統合プラットフォームのChannelEngineは、2026年5月12日、AIエージェントとアルゴリズムによって形作られつつある新しいマーケットプレイス環境に対応するための「Spring '26リリース」を発表しました。これらのAIシステムが、どの商品が発見され、推奨され、購入されるかを実質的に決定するようになる中、多くの出品者の商品データはその水準に達しておらず、内容が薄い・不完全な商品は「在庫から外される」のではなく「そもそもAIの結果に表示されない」というリスクに晒されています。Adobe Analyticsによれば、2026年第1四半期における米国の小売サイトへのAI経由トラフィックは前年同期比で393%増加し、しかも非AI経由トラフィックよりも42%高いコンバージョン率を記録しています。この変化に勝てる出品者の共通点は、完全かつ構造化された商品データを保有していることだとされ、ChannelEngineは今回のリリースでこのギャップを埋めにいく構えです。

 

中核となる新機能「AI Attribute Builder」は、自然言語のAIプロンプトで商品属性を生成・拡張できるツールです。出品者は必要な属性を文章で記述し、対象商品を選択するだけで、AIがカタログ全体にわたって値を生成し、欠落している商品識別子の補完、詳細スペックの作成、AIショッピングエージェントが大規模に商品を比較・推薦するために必要な構造化データの整備を一括で行います。さらに今回のリリースでは、Agenticコマースの中心となるプロトコルへの早期接続が導入されています。具体的には、GoogleとShopifyが共同開発しMicrosoft Copilotも採用したオープンスタンダードの「UCP」、ChatGPTのショッピング機能やPayPalのLLMチェックアウトを支える「ACP」が対象で、これらの統合はまだ初期段階にあるものの、AgenticコマースチャネルにおけるChannelEngine顧客の足場をいち早く確保することを狙いとしています。ChannelEngine CEO兼創業者のJorrit Steinzは、「商品が発見され、販売される仕組みは根本的に変わりつつある。すでにマーケットプレイスのアルゴリズムが何を見せるかを決めており、これからはAIエージェントが何を買うかを決める。商品データを業務上の二の次として扱う出品者は遅れを取るだろう。本リリースはその転換を先取りするためのものだ」と述べています。

 

商品データ以外でも、本リリースはマルチチャネル販売における運用上の盲点に踏み込んでいます。マルチチャネル・マルチ倉庫展開に伴うオペレーションの複雑性を軽減するため、在庫管理機能は倉庫・チャネル・商品レベルで設定可能なルールを持つ仕組みに刷新され、出品者はどの商品が特定のマーケットプレイスに掲載されていないかとその理由を可視化し、チームを横断した商品リリースを単一画面から調整し、顧客に届く前に住所や価格のエラーを検知できるようになりました。加えて、Home Depot、Best Buy US、Tesco、BloomingdaleなどEMEA・米国・APACにまたがる17の新規マーケットプレイス/販売チャネル連携、Shopwareの新規ウェブストアチャネル、EDIの新規接続タイプも追加され、グローバル展開の選択肢が一段と広がっています。Agenticコマースは現時点ではまだ揺籃期にありますが、AI経由トラフィックが二桁以上の伸びを示している現状を踏まえると、出品者が「人間の検索」と「AIエージェントによる選定」の双方を同時に最適化する必要に迫られていることは明らかであり、ChannelEngineの今回のアップデートはその二重最適化を支える基盤となります。

 

ChannelEngineについて
ChannelEngineは、2013年にオランダ・ライデンでJorrit Steinzによって設立されたマーケットプレイス統合プラットフォームで、1,300以上のグローバルマーケットプレイス、ソーシャルコマースプラットフォーム、Agenticコマースチャネルにブランドおよび小売事業者を接続するSaaSを提供しています。同社のプラットフォームは、自動化とAIを組み合わせて、商品リスティング、価格、在庫、注文、返品の管理を複数チャネルにまたがって一元的に実行し、既存のERP、PIM、フルフィルメント、その他ECシステムと直接統合する設計となっています。本社をライデンに置き、ニューヨーク、トロント、ベルリン、パリ、ドバイ、シンガポールに拠点を構えるグローバル体制で、Samsung、Salomon、Jockey、Unilever、LG Electronics、Clarks、Nestlé、Philips、Electrolux、Reebokなどの大手ブランドにも採用されています。創業者であるJorrit Steinzは、ECスペシャリストのTritacや、vtwonen.nlやGadgethouseなど65以上の自社ECサイトを運営したSB Commerceを以前に立ち上げたシリアルアントレプレナーで、二十数年に及ぶECとマーケットプレイスの経験を持ちます。資金調達面では、2022年3月にAtomicoがリードしたシリーズB(5,000万ドル)に加え、General Catalyst、Inkef、Airbridge Equity Partnersが参加するかたちで、累計調達額は約5,700万ドルに達しています。

 

TagsRetailTech

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