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大規模言語モデルのOpenAI、AIによる脆弱性診断と修正を自動化するDaybreakを発表
OpenAIは、高度なサイバーセキュリティ対策を支援する新しいイニシアチブ、Daybreakを発表しました。このプロジェクトは、競合他社であるAnthropicが発表した強力なモデル、Claude Mythosに対抗するものであり、企業のソフトウェア防御を劇的に強化することを目的としています。Daybreakは、単に脆弱性を見つけるだけでなく、AIエージェントが自律的にパッチ(修正プログラム)を生成し、検証までを短時間で行うエージェンティック・サイバーディフェンスを実現します。
OpenAIのCEOであるSam Altmanは、AIがサイバーセキュリティの分野で非常に有益な役割を果たしつつあると述べ、防御側が攻撃者よりも常に優位に立てる環境を作ることが重要であると強調しています。Daybreakの中核を成すのは、最新のGPT-5.5モデルと、コーディングに特化したAIエージェントであるCodex Securityの統合です。これにより、開発チームは数時間かかっていた脆弱性の分析と修正を数分に短縮でき、監査に対応した証拠を自動的に生成することが可能になります。
Daybreakには、用途に応じて3つのモデル層が用意されています。一般的な開発向けの標準的なGPT-5.5に加え、検証済みの防御業務に特化したTrusted Access for Cyber、そして高度なペネトレーションテスト(侵入テスト)やレッドチーミングを行うためのGPT-5.5-Cyberが提供されます。また、Cisco、Intel、SentinelOne、Cloudflareといった業界の主要なパートナーと連携し、エンタープライズ向けの堅牢なセキュリティエコシステムを構築しています。これにより、企業はソフトウェアの設計段階からレジリエンス(回復力)を組み込み、サイバー脅威に対して先回りした対策を講じることができるようになります。
OpenAIについて
OpenAIは、米国カリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置く、人類全体に利益をもたらす安全で有益な人工知能(AGI)を構築することを使命とするスタートアップです。2015年にSam Altmanらによって設立され、生成AIの先駆者として、GPTシリーズや画像生成のDALL-E、ビデオ生成のSoraなど、世界で最も進んだAIモデルを開発してきました。技術の社会実装において安全性と倫理を最優先事項として掲げており、今回のDaybreakの発表に見られるように、AIがもたらすリスクを管理しながらその可能性を最大限に引き出すためのガバナンスとセキュリティ技術の開発をリードしています。
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