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2026/06/04

Startup Portfolio

スペインのHRTechユニコーン企業の"Factorial"がSeries Dで€129M($150M)を調達し評価額が€2.1B($2.5B)に拡大

Factorialは、General Catalystがリードし、Atomico、Four Riversが参加したSeries Dで€129M($150M)を調達した。これにより同社の評価額は€2.1B($2.5B)に達し、EUで最も価値の高いスケールアップ企業トップ20の一角に位置付けられました。General CatalystにとってFactorialへの初の株式投資ですが、同社のCustomer Value Fundを通じて希薄化を伴わないDebtで追加で最大€465M($540M)、総額€602M($700M)のコミットをしています。

2016年に設立されたスペインのHRTechユニコーン企業のFactorialは、企業が時間を節約し、データへ容易にアクセスすることで意思決定を行えるよう支援するビジネスマネジメントソフトウェアを提供しています。現在、90カ国以上で16,000社を超える企業に利用されています。

同社は、HR、財務、ITに関する欧州最大級の記録システムを10年間かけて構築してきましたが、現在はプロダクトをAI中心へと再構築したとしています。その中心にあるのがFactorial Oneです。これは意図的にシンプルな2エージェントモデルを採用した統合ワークスペースです。

1つ目のエージェントは組織を代表し、企業がHR、財務、IT全体で定義するポリシーを学習し適用します。

2つ目のエージェントは従業員個人を代表し、それらのポリシーの範囲内で各個人の生産性を拡張します。具体的には業務の下書き作成、必要な情報の提示、本人に代わるタスク実行などを行い、サービス対象者に対する完全な説明責任を担います。

市場の多くが数百種類の専門エージェントの展開を急ぐ中、Factorialは企業が求めているのは「より少なく、より賢いエージェント」であり、より明確な責任所在と、事業運営における単一の真実の情報源であると考えています。

「10年前、私たちはFactorialをSaaS企業として立ち上げました。現在、私たちはAIファースト企業となり、お客様向けにAIエージェントを構築しています。そしてそれをヨーロッパ発で16,000社以上の企業に提供しています。私たちは最初の10年間を特徴付けた規律を維持しながら進化してきました。私たちはプロダクト、アーキテクチャ、そして顧客がAIエージェントを中心に業務を運営する方法を再構築しました。General Catalystとのパートナーシップは、その再構築をカテゴリーを定義するビジネスへと発展させるための確信と資本を私たちに与えてくれます。このラウンドは一つの章の終わりではありません。本当に重要な新たな章の始まりです。」とFactorialのCEO兼共同創業者のJordi Romeroは述べています。

General CatalystのCustomer Value Fundを通じた追加コミットメントは、営業およびマーケティング投資の事前資金提供として機能します。そのリターンは顧客価値の創出にのみ連動し、あらかじめ定められた上限額が設定されています。

この資本のかなりの部分は、同社最大の海外成長市場であるドイツでの事業拡大に投入されます。この取り組みの拠点として、同社はミュンヘンに新たなコーポレートオフィスを開設することも発表しました。今後12カ月間で、ドイツにおける採用を大幅に拡大し、営業、カスタマーサクセス、プロダクト、マーケティング、エンジニアリング分野で人材を採用していきます。

ドイツ以外でも、同社はフランス、イタリア、ポルトガルにおける急速な成長をさらに加速させる計画です。また、ビジネスオペレーションの未来を定義するため、世界全体で週あたり最大50人の新規採用を継続していく予定です。

 

TagsHRTechAI

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