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2026/09/10

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欧州発で再利用可能な大型打ち上げロケットの基盤を構築する"The Exploration Company"がSeries Cで$450Mを調達

The Exploration Company(TEC)は、Bessemer Venture Partners、Atomico、EQTが運用するScaleup Europe Fundが共同リードし、Balderton Capital、Plural、Cherryなど既存投資家が参加したSeries Cで$450Mを調達し、これまでの累計調達額は約$680Mとなりました。これは欧州の宇宙企業が発表したSeries Cとして過去最大で、女性創業者兼CEOが率いるEU本社企業による資金調達としても過去最大となります。

欧州発で再利用可能な大型打ち上げロケットの基盤を構築する宇宙企業のThe Exploration Company(TEC)は、宇宙における協力を促進するため国境を越えて活動し、再使用型カプセルや高推力エンジンを含む宇宙輸送のフルスタックを開発することで、貨物、そして最終的には人を宇宙へ輸送し、安全に地球へ帰還させることを目指しています。

TECは2021年にAirbusとArianeGroupで20年間勤務したフランス人のHélène Hubyと航空宇宙業界の経験豊富なメンバーによって設立され、宇宙機関および民間事業者にサービスを提供しています。

「地球上のすべての人々が宇宙のインフラに依存していますが、軌道へ到達し、物資を供給し、軌道から帰還する能力は依然として限られています」とThe Exploration Companyの創業者兼CEOであるHélène Hubyは述べています。「今回の資金調達によって、私たちはスピード感を持って計画を実行できます。NyxをInternational Space Stationまで送り届け、安全に地球へ帰還させると同時に、欧州が将来の再使用型大型ロケットのために必要とする高推力推進技術Stormの開発を加速します。私たちは欧州を起点に、世界中の人材、顧客、パートナーとともに事業を拡大しています。次世代の宇宙輸送は、より多くの国、産業、人々に貢献するものでなければならないからです。そして、私たちのミッションは、宇宙におけるより協調的で平和な未来の構築に貢献することだからです」

「Parisで開催されるInternational Space Summitを目前に控え、The Exploration Companyは欧州の宇宙企業として過去最大のSeries Cを調達しました。フランスとドイツを原動力として推進されるTECの変革的な野心と卓越した実行力は、私たちが欧州でともに育てている宇宙企業にとって大きな刺激となっています」とフランス共和国大統領Emmanuel Macronはコメントしています。

今回の資金調達により、TECは強固な欧州基盤を維持しながら、大西洋の両側へ投資家基盤を拡大します。国境を越えて顧客や機関にサービスを提供できる再使用型宇宙輸送プラットフォームをスケールさせるという共通の目標に向けて、長期的な資本が投入されます。BessemerのAlex FerraraはTECの取締役会に加わります。

宇宙インフラはすでに、通信、科学研究、安全保障、そして地球上の重要サービスを支えています。しかし、宇宙ステーション向け物流、軌道上サービス、強靭なインフラへの需要が加速する一方で、軌道へ到達し、物資を供給し、軌道から帰還する能力は依然として一部に集中しており、脆弱な状態にあります。TECは、政府機関と民間事業者の双方を対象とした再使用型輸送システムを構築することで、こうした制約の解消に取り組んでいます。

Nyxカプセルは引き続きTECの短期的な最優先事項であり、同社の再使用型宇宙輸送プラットフォームの基盤となります。Nyxは、現在および将来の宇宙ステーションへ貨物を輸送し、安全に地球へ帰還させることを目的として設計されており、将来的には有人輸送へ拡張できる可能性も備えています。International Space Stationにドッキングした後、地球へ帰還することで、再使用型軌道輸送のエンドツーエンドの能力を実証します。

Series Cの資金は、TECの次の戦略的技術であるStormの開発を加速させます。Stormは、酸素とメタンを推進剤として使用し、フルフロー二段燃焼サイクルを採用する欧州初の再使用型高推力ロケットエンジンです。現在の欧州では実現されていない効率と推力を提供するよう設計されており、再使用構成で最大40トンを低軌道へ投入できる、将来の再使用可能かつ低コストな欧州製超大型ロケットの推進基盤となります。

今回の資金によりTECは、今後数カ月以内にサブスケールの燃焼室を使用したプリバーナー試験、酸素リッチのパワーパック試験、さらに今後数年間で実施する実用試験用エンジンの試験など、一連のテストを実施できるようになります。

今回のSeries Cは、TECが短期間で実現してきた商業面およびプログラム面での成果を基盤としています。TECは世界で$2Bを超える契約およびコミットメントを獲得しており、公共部門のプログラムと民間顧客がバランスよく含まれています。これにはEuropean Space Agency(ESA)との契約に加え、商業宇宙ステーション向けの貨物物流契約も含まれています。

TECの政府機関とのパートナーシップは欧州以外にも広がっています。同社はNASAとSpace Act Agreementを締結した初の欧州宇宙スタートアップであり、ISSおよび商業宇宙ステーションへの将来のミッションに向けて、技術、安全性の適格性評価、認証活動についてNASAと緊密に連携しています。

今回の資金調達は、必要な規制当局の承認を条件としており、エンジニアリング、製造、ミッション運用、推進システム、プログラム遂行の各分野における継続的な採用と産業規模での事業拡大を支援します。

TECは欧州、米国、United Arab Emiratesで550人以上を雇用しており、世界各国の人材を結集して宇宙輸送システムの開発、製造、運用を行っています。

物体を軌道へ送り込むための待ち行列は長くなっていますが、宇宙インフラはその需要に追いついていません。Elon Musk率いるSpaceXだけが唯一の答えにはなり得ないという認識が広がるなか、他の企業も名乗りを上げ、資金を調達しています。TECの資金調達と同じ時期に米国を拠点とする競合のStoke Spaceも現在$1BのSeries Eを調達しました。また欧州勢でもドイツのIsar Aerospaceがロケットを打ち上げる最初の欧州の民間宇宙企業という節目を既に達成ていますが、TECはSpaceXやStokeと同じ技術であるフルフロー二段燃焼方式を採用する欧州初の企業です。

TagsSpaceTech

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