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生成AIのAnthropic、株式公開を控えて新モデルの投入を検討しOpenAIの攻勢に対応と報じられる
Anthropicが、株式公開を控えるなかで新しいAIモデルの投入を検討していると、Reutersが3人の関係者の話として報じました。OpenAIがGPT-6 Astraを公開して以降の勢いに対抗する狙いとされます。最高経営責任者のDario Amodeiが、安全上の懸念を理由に業界全体でモデルの能力向上の速度を落とすべきだと訴えた直後の時期にあたり、関係者によれば、直接の競合からの圧力に対処するための投入という位置づけです。
Amodeiは3800語の論考で、AIモデルの能力を改善する速度を落とさなければならないと書き、制御を離れたAIエージェントの群れがインターネットを掌握する可能性を描いていました。この論考にはOpenAIのSam AltmanとSpaceXのElon Muskが賛同を示しています。一方でGPT-6 Astraは企業顧客のあいだで採用が進み、一部の投資家は、法人向けAIの最有力の提供者というAnthropicの位置づけを見直し始めているとReutersに語りました。開発者の通信を各モデルへ振り分けるOpenRouterでは、利用者がOpenAIのモデルに費やした額がAnthropicのモデルを上回り、この指標でOpenAIが上に立つのは2年半ぶりとされます。法人のAI支出に占める割合でも、Rampの集計ではGPT-6 Astraが約13%、AnthropicのClaude Fableが約8%とされています。
もっとも、既存の投資家や双方の株式公開への出資を見込む投資家のなかには、法人向けAIツール市場でのAnthropicの優位の大きさと、大企業の既存ベンダーを置き換えるには時間がかかることを理由に、Astraが大きな脅威になるとは考えないという見方もあります。同社の年換算収益は7月末時点で650億ドルを超え、2025年末の約90億ドルから伸びています。関係者によれば、同社は次のモデルの安全性を評価しながら投入の可否を検討しており、新モデルへの支出と収益性の改善をどう両立させるかも論点になっています。主要顧客の1社であるMeta Platformsが自社開発を強めて依存を下げようとしているとも報じられました。株式公開については、当初は10月中旬以降に募集活動を始める想定でしたが、11月への後ろ倒しや米中間選挙後まで待つ可能性も取り沙汰されています。同社はReutersの取材に応じていません。
Anthropicについて
Anthropicとは、2021年に設立されたアメリカの人工知能企業で、本社はカリフォルニア州サンフランシスコにあります。Dario AmodeiとDaniela Amodeiのほか、Ben Mannらが共同創業しました。主力製品は大規模言語モデル群Claudeと、開発者向けAPI、エージェント型のコーディング環境Claude Codeです。モデルの研究開発と法人向け提供を軸に、解釈可能性研究や責任あるスケーリング方針など、安全性を重視した開発体制を特徴とします。AIを安全かつ有益な形で社会に実装することをミッションに掲げています。
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