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デジタル資産インフラのFireblocks、Kakao PayおよびKakao Bankと韓国でのデジタル資産基盤構築で覚書
Fireblocksは、韓国のKakao PayおよびKakao Bankと、同国で安全なデジタル資産基盤を整えるための覚書を結んだと発表しました。3社は、ステーブルコインを含むデジタル資産の機会を韓国市場で共同して検討し、現地の規制、セキュリティ、サービスの要件に適した解決策を評価します。立ち上がりつつある韓国のデジタル資産市場に、安全なオンチェーンの基盤を築き、初期の生態系を強めることが狙いとされています。
合意のもとで3社は、韓国の規制と安全基準に適合するデジタル資産の流通の枠組みを検討し、その実用性を概念実証(PoC)で検証します。Fireblocksの最高経営責任者兼共同創業者Michael Shaulovは、韓国の銀行と決済プラットフォームにとって、当初から機関投資家の要件を満たすよう設計された信頼できるデジタル資産基盤を使うことが極めて重要であり、それが広い普及の前提になるとしたうえで、両社はその土台を今つくっていると述べました。Kakao Bankの最高経営責任者でKakaoグループのステーブルコイン・タスクフォースの共同責任者を務めるYun Ho-youngと、同じく共同責任者でKakao Payの最高経営責任者であるShin Won-keunも、それぞれ連携への期待を示しています。
今回の覚書では、具体的なステーブルコインの発行や商用製品、投資額、実施時期は示されていません。採用するブロックチェーンやトークンの規格、準備資産の構成、保管の方式も公表されておらず、3社は市場環境と基盤の需要を見極めたうえで、枠組みを試験の先へ進めるかどうかを判断するとしています。Kakaoグループは7月にステーブルコイン発行体のCircleとも覚書を結び、ブロックチェーンを用いた決済基盤やウォン建てステーブルコインの検討を進めてきました。韓国ではKB Financial Groupが5月にウォン建てステーブルコインの実証を発行から店頭決済、国際送金まで通して完了するなど、金融機関の検討が相次いでいます。制度面ではデジタル資産基本法の整備が続いており、実際に提供できる範囲はその内容に左右されます。
Fireblocksについて
Fireblocksとは、2018年に設立されたアメリカのデジタル資産インフラ企業で、本社はニューヨークにあります。イスラエルのサイバーセキュリティ業界出身のMichael Shaulov、Idan Ofrat、Pavel Berengoltzが共同創業し、ShaulovがCEOを務めます。マルチパーティ計算(MPC)による鍵管理を中核に、デジタル資産の保管、送金、ウォレット基盤、ステーブルコイン決済、トークン化のための仕組みを提供しています。同社によれば、100行を超える銀行を含む2500以上の機関が基盤を導入しています。子会社を通じてニューヨーク州の規制下で適格カストディアンとしての業務も担っています。
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