2026/11/07
Startup Portfolio
AI向けストレージのTigris Data、Dropboxが買収計画を発表しAI基盤事業の拡大を目指す
AI向けオブジェクトストレージを開発するTigris Dataについて、Dropboxが買収計画を発表しました。Tigrisは複数のクラウドをまたぐデータの保存と利用を支援しており、Dropboxは同社の技術をAIインフラ事業の拡大につなげる方針です。買収はまだ完了しておらず、通常の完了条件を満たすことなどが必要です。
Dropboxが併せて発表した「DBX Agent Cloud」は、AIアプリケーションやエージェントを開発する企業向けのストレージ・データ基盤です。まず、単独で購入できるS3互換のオブジェクトストレージから提供を始めます。開発者は対応する既存ツールを利用でき、学習データやモデル関連ファイル、画像、動画などを扱う基盤として位置付けられています。
今後はファイルシステムとコンテンツ処理の機能を追加する計画です。前者はエージェントが複数のセッションにまたがってファイルを管理する用途を、後者は文書や音声などをAIが利用できる入力へ変換する用途を想定しています。Tigrisは既存顧客に対し、製品、API、料金、担当チームは変わらないと説明しています。
Tigris Dataについて
Tigris Dataとは、AI向けのストレージ基盤を開発する米国企業です。同社公式サイトによると、元Uberのストレージ開発チームが2022年に設立しました。共同創業者はOvais Tariq、Himank Chaudhary、Yevgeniy Firsovで、本社はカリフォルニア州サニーベールにあります。S3互換の分散型オブジェクトストレージを提供しています。特定のクラウドへの依存を避け、開発者が用途に合う計算基盤を選べる環境を目指しています。
TagsBig DataUnited States
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