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2026/09/25

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医療AIのAbridge、米退役軍人省のアンビエントAI全省的契約の対象事業者に選定

Abridgeは、アメリカ退役軍人省(VA)が発注するアンビエントAIの全省的な契約で、対象事業者に選ばれました。診察室での医師と患者の会話を自動的に記録し、診療記録の草案を作るクラウド型のアンビエント・スクライブを、VAの医療施設へ提供するものです。契約は5年間のIDIQ(数量未確定の包括契約)で、複数事業者への発注を前提としており、上限額は7億7572万ドルに設定されています。

調達の仕様では、最大470万ユーザー月分のライセンスが対象とされ、VAの電子カルテと連携します。当初はVistAとCPRSに接続し、その後Oracle Healthへ対応する計画です。最大120の診療科別テンプレートへの対応、FedRAMP Moderateの取得とVAの運用認可(ATO)に加え、AIの監視と報告、是正計画、変更の開示といった統制上の成果物も求められます。実際の発注は地域医療ネットワークであるVISNの単位でタスクオーダーとして出され、最低発注量は定められていません。

同社はこれ以前にも、VAの臨床記録に関する技術競技で選ばれ、試験導入のための契約を受けてきました。今回の全省的な枠組みへの移行は、試験から本格運用の段階へ進むことを意味します。VAの医療システムはおよそ910万人の退役軍人を対象としており、記録作業の負担が医師の疲弊の主因とされてきました。ただし今回の枠組みは複数事業者に開かれたもので、上限額は事業者ごとの受注額を示すものではありません。同社自身の受注規模や配分は公表されていません。


Abridgeについて
Abridgeとは、2018年に設立されたアメリカの医療AI企業で、本社はペンシルベニア州ピッツバーグにあります。心臓専門医のShiv Raoが創業し、最高経営責任者を務めます。診察室での医師と患者の会話をその場で聞き取り、電子カルテに載せられる形式の診療記録の草案へ変換するアンビエントAIを提供しています。複数の言語に対応し、生成した記述の根拠となる発話へ遡れる仕組みを備えます。医師の記録作業の負担を減らし、患者と向き合う時間を取り戻すことを目指しています。

 

TagsHealthTechUnited States

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