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2026/08/28

Startup Portfolio

圃場内の幅広い栄養素をリアルタイムに測定する精密農業の"TerraBlaster"がSeedで$12.5Mを調達

TerraBlasterは、Ulu Venturesがリードし、Khosla Ventures、Trailhead Capital、Builders Visionなどが参加したSeedで$12.5Mを調達し、累計調達額は$16.5Mとなりました。

精密農業分野をリードするTerraBlasterは、現在の精密施用技術に適した解像度で、圃場内の幅広い栄養素をリアルタイムに測定します。肥料は、ほとんどの畑作作物の生産において最大の投入コストであり、通常はスポットで実施する土壌サンプリングから得られた広範囲の平均値に基づいて施用されます。その結果、圃場内で肥料が多すぎるエリアと、不足するエリアが生じることがよくあります。TerraBlasterのリアルタイム測定により、圃場のすべての場所に、それぞれ必要な量を正確に施用できるようになります。

「私たちの技術があれば、低解像度または古い測定データに基づいて圃場に栄養素を施用し、最適とはいえない収量に甘んじる理由はありません。リアルタイム測定によって土壌への正確な施肥を1回の作業で実現できる未来へ、私たちは急速に向かっています」とTerraBlasterの共同創業者兼CEOであるJorge Heraudは述べています。

経済効果は圃場の種類や作物など多くの変数によって異なりますが、コスト削減と収量増加を合わせた効果は1エーカー当たり$45に達する可能性があります。典型的な例では、土壌検査と人件費を合わせて1エーカー当たり$10のコストを削減できるほか、1エーカー当たり約$35の収量増加が見込まれます(トウモロコシが$5、大豆が$12の場合)。栄養素が最も不足しているエリアでは、収量が20%増加する可能性があります。

TerraBlasterのBlaster 1000は、牽引式の装置で、浅い溝を掘りながら移動し、1秒間に約20回の頻度で土壌肥沃度を測定し、0.15エーカーの解像度で栄養素濃度マップを作成します。これは約80フィート×80フィートの面積に相当し、すでに圃場で使用されている施用機器の作業幅と一致しています。

TerraBlasterは、一般的な2.5エーカー単位のグリッド分析と比較して、容易に約16倍高い解像度を提供できるうえ、数日間待つ必要がなく、数秒以内に結果を提供します。また、それぞれの栄養素について、1インチごとの6層に分けたデータに加えて、標準的な0〜6インチの複合データも提供します。

今回調達した資金は、継続的な研究開発と2027年の商業運用開始に充てられます。中西部から北米全域へ展開を拡大していく計画で、当初は畑作作物の生産者と、それらの生産者を支援する小売事業者および農学者を対象市場とします。TerraBlasterは、Menlo ParkとIowaで合計10人を雇用しています。

TerraBlasterは、Laser Induced Breakdown Spectroscopy(LIBS:レーザー誘起ブレークダウン分光法)を使用しています。これは、NASAの火星土壌分析のためにDr. Pablo Sobronが中心となって開発を進めた技術です。Dr. SobronはTerraBlasterの取締役を務めています。Jorge Heraudは以前、コンピュータービジョンを精密農業に導入したBlue River Technologyを共同創業しており、同社は2017年にJohn Deereに買収されました。TerraBlasterのCTOであるDr. Matt Colganは、Blue River Technologyの初期従業員の1人でした。

TerraBlasterは、早期アクセスプログラムの開始を発表しました。今年秋には、中西部全域の生産者や小売事業者とともにデモンストレーションを実施し、そこで得られた知見を2027年春に納入するシステムに反映します。今年秋に開始される先行販売を前に、同社初のシステムに対する購入コミットメントをすでに獲得しています。

TagsAgriTechAI

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