ZoomInfo、イスラエルと米国のスタートアップ企業Chorus.aiを5億7500万ドルで買収

2021-07-18

Startup

米国のビジネスインテリジェンス企業であるZoomInfoは、イスラエルと米国のスタートアップ企業であるChorus.aiを現金5億7500万ドルで買収すると発表しました。Chorus.aiは、セールスの会話を分析してインサイトを提供するシステムを開発しており、イスラエルのスタートアップであるGong.ioと競合しています。Gong.ioは先月、企業評価額72億ドルで資金調達しており、イスラエルのスタートアップの中で最も評価額の高い非公開企業となっています。

 

ZoomInfoのCTO兼イスラエル開発センター長のNir Keren氏は、次のように述べています。「Gongとは非常に大きな市場で競合することになります。我々が持っている情報と合わせて、Chorus.aiのソリューションの開発を加速させ、顧客が販売プロセスに役立つ豊富な情報を分析と共に得られるようにします。ZoomInfoには23,000人の顧客がおり、その一人一人がChorusの潜在的な顧客であるため、Gongにとっては難しいでしょう」

 

Chorus.aiは、社長(前CEO)のRoy Raanani氏、CTOのRussell Levy氏、そして退社したMicha Breakstone氏によって2015年に設立されました。現在の同社のCEOは、米国人のJim Benton氏です。Chorus.aiは、テルアビブにある開発オフィスの40名を含む200名の従業員を擁しており、彼らはZoomInfoの開発センターの一部となります。Chorus.aiの技術は、自然言語処理をベースとしており、営業スタッフが行う会話から、成功の可能性を高めるためのインサイトを生み出すことができます。これまでに、イスラエルのGenesis 、Gemini Venturesの元シニアパートナーである Gil Dibnerをはじめ、外資系ファンドのGeorgian Partners、Redpoint Ventures、Emergence Capitalなどの投資家から1億ドルを調達しています。

 

B2Bの営業担当者にビジネス情報を提供するZoomInfoは、昨年、ナスダックのIPOで9億3500万ドルを調達しています。ケレンによれば、今回の買収は、さまざまなビジネス情報サービスを拡大し、コントロールするというZoomInfoの戦略の一環です。Chorus.aiのプラットフォームは、ZoomInfoのプラットフォームに追加され、顧客にセールスカンバセーションのインサイトを提供することになります。

ZoomInfoは、2000年にイスラエルでYonathan Stern氏によって設立され、2017年に米国のプライベートエクイティ企業Great Hill Partnersに2億4000万ドルで買収されました。2019年には8億ドルでDiscover.Orgと合併し、そのCEOであるHenry Schuck氏が現在ZoomInfoを経営しています。同社は昨年、80億ドルの評価額でIPOを行い、現在では200億ドルの価値があります。ZoomInfoは、ラアナナの開発センターに330人の従業員を擁し、現在テルアビブにオフィスを開設中で、Chorus.aiのイスラエルチームを受け入れる予定です。

 

Schuck氏は、次のように述べています。「Chorusの買収は、クラス最高のインテリジェンスと包括的なデータ管理、ワークフロー、エンゲージメントソフトウェアを融合した最新のGo-to-Marketプラットフォームを提供するという我々のビジョンを加速させ、企業が収益を生み出す戦略を効果的に実行できるようにします。業界最大のカンバセーション・インテリジェンスの特許ポートフォリオを持つコーラスは、新しいカテゴリーのインサイトを明らかにし、新しいワークフローを明らかにし、よりターゲットを絞ったエンゲージメントを大規模に実現することで、当社のビジョンの各側面を前進させるでしょう」

 

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