Startup
DoorDashやSquareを支援したVCファンドがイスラエルのスタートアップJonesのシリーズAをリード
不動産管理プラットフォームを開発するイスラエルのPropTech新興企業Jonesは、シリーズAで1,250万ドルの資金を確保しました。この投資を主導したのは、過去にSquare、DoorDash、OpenAI、Impossible Foodsといった企業に投資してきたKhosla VenturesとJLL Sparkです。このラウンドには、Hetz Ventures、MetaProp、Camber Creek、Rudin Management、DivcoWest、Sage Realtyなどが追加で出資しています。
Jonesのプラットフォームは、商業施設やワークプレイス(WeWorkなど)のオーナーがテナントのエンゲージメントやサービスなどを管理するための便利なプラットフォームを提供します。Jonesのアプリを通じて、不動産管理者は、米国で必要とされるコンプライアンスの確保、ベンダーの雇用、賠償責任の制限などを行うことができます。しかし、イスラエルのスタートアップが注目しているのは、不動産管理ではありません。
Jones社のCEOで共同設立者のOmri Stern氏は、次のように述べています。「長い間、商業用不動産業界は、仕事の進め方よりも、誰が建物に入れないかということに重点を置いた、負担の大きいコンプライアンスプロセスに阻まれてきました。今回の投資を機に、クラス最高のコンプライアンスを確保しつつ、業務遂行を容易にするという当社のミッションを加速させていきたいと考えています。商業用不動産業界におけるリスクとコンプライアンスのゲートキーパーとして、お客様からの信頼を得られたことを誇りに思います」
CTO兼共同設立者のMichael Rudman氏は、次のように述べています。「当初は、B2B2Cの保険を提供するという考えのもと、賃貸人や業者の保険を管理するソフトウェアを開発しました。しかし、実際にはもっと大きな課題の解決に貢献してきました。私たちの商業的な成功は、私たちのソリューションが、お客様の苦痛を克服するための大きな価値を提供していることを証明していますJones社は、当初の事業内容を変更し、資産管理の世界に移行することを決定しました。これにより、不動産サービスのマーケットプレイスの構築など、新たな機会が生まれました。Jones社が事業内容を変更したのは1年半前で、ちょうど世界的なパンデミックが発生して皆が家に閉じこもり、オフィスに出てこなくなる直前でした。書類上では、オフィスに入居したばかりの企業にとっては、かなりの痛手のように聞こえます。しかし、COVIDでロックダウンされている間、売上は10倍に伸びました。その理由の1つは、商業施設にメンテナンスのスケジュールを立てるための遠隔管理プラットフォームを提供したことです。もう1つの理由は、危機的な状況下では、不動産会社は訴訟にさらされることが多くなり、リスクを減らし、コンプライアンスを確保するために当社のようなシステムを導入する必要があったからです」
Jonesは2017年にRudmanとOmri Sternによって設立されました。イスラエルのスタートアップで、これまでに約2,000万ドルを調達し、テルアビブとニューヨークにオフィスを構えています。Jonesは今回の資本を活用して、ベンダーのネットワークを拡大して調達をデジタル時代に導くとともに、25人からなる同社のチームに新たな人材を採用することを目指しています。
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