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データのためのGenerative AIプラットフォームを開発する"Seek AI"がPre-SeedおよびSeedで$7.5Mを調達
Seek AIは、Conviction PartnersとBattery Venturesが共同リードし、NJP Venturesやエンジェル投資家が参加したPre-SeedおよびSeedで$7.5Mを調達した。
Generative AIプラットフォームを開発するSeek AIは、ビジネスユーザーがデータについてその場で、つまり「アドホック」に質問し、その質問に答えるためにAIを使って新しいコードのクエリを書くことができるクラウドベースのAIプラットフォームを提供しています。このプラットフォームでは、DALL-E、Stable Diffusion、GPT-3などのGenerative AIを使用してこのプロセスを自動化し、書かれたテキストを理解するための自然言語処理も提供します。
その結果、ビジネスユーザーやデータサイエンティストは、企業が保有する大規模なデータセットに関する質問を入力するだけで、プラットフォームが必要な情報を提供するためのクエリに必要なコードの作成を自動化することができます。また、電子メール、Slack、テキスト、さまざまな顧客関係管理システムなど、多くのインターフェースに対応しています。
例えば、ビジネスユーザーは、「先月はどの製品が最も利益を上げたか?」、「過去1年間はどの製品が一緒に売れる傾向があったか?」といった問い合わせをすることができます。このような質問に対して、データサイエンスチームが現在取り組んでいるプロジェクトにそれほど時間を割かなくても、プラットフォームが迅速に回答するコードを提供することができるのです。
というのも、コーディングに不慣れなビジネスユーザーにとって、データアクセスはすでに困難であり、彼らはデータの専門家に助けを求めに行かなければならないからです。特に複雑な質問であればあるほど、1つの質問で何時間も作業が増えることもあります。Seek AIを使えば、生成AIシステムが自然言語処理モデルを用いてデータベースを調べ、精度の高いコードを生成し、そのコードを使ってその開発時間を短縮することができるのです。
Seek AIは、10月にクラウドベースのSaaS型ソリューションを発表し、現在、スタートアップからフォーチュン100社まで、テック企業、Fintech企業、コンシューマーブランドと12以上のパイロット契約を結んでいます。
Seek AIの技術は、Generative AI技術を用いることで、ディープラーニングを使って顧客のデータ環境に適応し、チームの使用パターンに応じて自己調整することも可能です。つまり、企業がSeek AIを使うたびに、その環境やチームに合わせてカスタマイズされたAIモデルが構築されていくのです。
すべての組織が異なるため、Seek AIはディープラーニングを適用して、企業が独自のセマンティックモデルを開発し、コード生成するのを支援します。
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