2023/05/06
Startup
クリーンテックのTrisolar、エネルギーと農作物の同時生産に成功
イスラエルのスタートアップのTrisolarは、作物監視システムを使って半透明のソーラーパネルを調節することで、植物が受ける光の量を最適化する、発電をしながら汚染を減らす農業を実現しました。Trisolarの創業者で半導体を専門とする物理学者のIbrahim Yehia氏は次のように述べています。「私たちの研究から、どのような光のスペクトルを通せば、発電量を最大化しつつ、収穫が得られるかがわかりました。この技術はエネルギーの生産と野菜や果物の生産が両立していることを証明したのです。」
Yehia氏は「農家の不安定な収入を、年間を通して安定している電気の生産で補い、野菜や果物の市場価格を下げるよう働きかけたいのです。」と述べており、「水質が非常に悪い場所で、私たちが作る電気で水を淡水化し、それによって作物を灌漑することができます」とTrisolarのCEO兼共同創業者のRonen Katz氏は説明します。
Trisolarは、2023年の夏までに、EUから受け取った580万ドルの資金を使い、ドイツ、オーストリア、イタリア、ギリシャにエコロジー温室の大規模なパイロットプロジェクトを設置する予定です。
TagsCleanTechIsrael
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