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PayPalが、OpenAIと提携しChatGPTに決済を埋め込み、AI駆動プラットフォーム上からPayPal加盟マーチャントの商品を購入可能に
PayPalはOpenAIと提携し、来年からChatGPTに自社のデジタルウォレットを埋め込むと発表しました。これにより、ユーザーがChatGPTで商品を検索すると、そのままPayPalで購入手続きに進めるようになります。クレジット/デビットカードや銀行口座で支払える「Pay Another Way」も同時に提供され、利用者の支払い選択肢が広がります。PayPalのPresident & CEOであるAlex Chriss氏は、「チャットからチェックアウトまでを数タップで完結できる」と述べています。
この統合は、アパレル、ファッション、ビューティー、ホームインプルーブメント、エレクトロニクスなど、数千万に及ぶPayPal加盟マーチャントに新たな販売チャネルをもたらすものです。PayPalは「この連携により、数百万点に及ぶ商品がChatGPT上で発見・購入可能になる」とコメントしました。2024年末時点で、同社は消費者・加盟店を合わせて4億3,400万のアクティブアカウントを擁しています。
さらに同社は、2026年初頭に「Agent Ready」と呼ばれる新機能を提供開始する計画を明らかにしました。これは、GoogleやPerplexityなど他のAI駆動プラットフォーム上でも、既存のPayPal加盟マーチャントの商品を購入できるようにするものです。PayPalはこうした取り組みを通じて、AIエージェントがユーザーの代わりに購買を支援する「エージェンティック・コマース」へのシフトに対応し、利用者がいる場所・タイミングに合わせて購買体験を提供していく考えです。Chriss氏は決算説明会で「消費者行動は段階的にエージェンティック・コマースへ移行している。PayPalはその未来に向けて構築している」と強調しました。
OpenAIにとっても、この提携はコマース機能の拡張を一段と進める動きです。先月、同社は「Instant Checkout」を発表し、ChatGPT上からEtsyやShopifyの商品を直接購入できるようにしました。今回のPayPal連携により、支払いの利便性と加盟店の裾野がさらに広がることになります。
OpenAIについて
OpenAIは、生成AIを中心に最先端のAI技術を研究・提供する企業です。対話型AI「ChatGPT」やClaude互換のエコシステムとの連携など、AIの社会実装を推進し、検索・創作・コマースなど多様な体験の革新を目指しています。
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