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HRTechのAwardco、最新リサーチで「称賛」がエンゲージメントと定着率に与える直接的なインパクトを可視化
Awardcoは、自社のCenter of Excellenceによる最新のリサーチレポートを公開し、従業員の「称賛(レコグニション)」がエンゲージメント、インクルージョン(包摂感)、定着率、ウェルビーイングにどのような影響を与えるかを業界横断で分析した結果を明らかにしました。AI導入が加速し、職場環境や働き方が大きく変化するなかでも、「人と人とのつながり」と「モチベーション」を強化する最も効果的な手段のひとつがレコグニションであることが、データによって裏づけられています。レポートによると、まったく称賛を受けない従業員は、エンゲージメントスコアが40ポイントも低下する傾向があり、文化変革や業務変化が進む組織にとって「何もしないこと」のコストが非常に大きいことが示されています。また、現代のレコグニションを形づくる重要なポイントとして、①「どのように」称賛を届けるか、②「どれくらい頻繁に」称賛するか、③「どのような報酬・体験」を組み合わせるか、という3つのコアファインディングが示されました。
まず「方法」に関しては、会社としての表彰、マネージャーからのメール、節目となるマイルストーンの祝福といった“きちんとした称賛”が最も大きなインパクトを生む一方、チャットでの軽いメッセージだけでは効果が限定的であることがわかりました。次に「頻度」は、エンゲージメントを予測するうえで最も強い指標であり、継続的な称賛を受けている従業員は、そうでない従業員に比べて「エンゲージしている」と感じる割合が2.3倍、「会社にとどまりたい」が1.7倍、「職場に包摂されている」と感じる割合が2.1倍、「ウェルビーイングが高い」と答える割合が2.4倍になると報告されています。マネージャーが3カ月以上チームを称賛していない場合、エンゲージメントが急激に低下する傾向も確認されました。
最後に「報酬の意味づけ」については、ギフトカードが依然として人気である一方、チームアクティビティやチームグッズ(スワッグ)、パーソナライズされたアイテムなど「本人やチームにとって意味のある報酬」を好む従業員ほど、エンゲージメントが高いことが示されています。単なる選択肢の柔軟性だけでなく、「どれだけ意味を感じられるか」がモチベーションを左右するという結果です。レポートでは、リーダーが日々のワークフローの中にレコグニションを組み込み、組織全体にスケールさせていくための実践的なステップも紹介されています。
AwardcoのCo-Founder兼CEOであるSteve Sonnenberg氏は、「レコグニションは“ソフトスキル”ではありません。パフォーマンスとカルチャーを動かす“測定可能なドライバー”です」と述べ、「従業員が“見られている、感謝されている”と感じるとき、組織は繁栄します」とコメントしています。今回の調査結果は、急激な変化の中でも「人を大切にする文化」をどのように設計すべきかについて、現場のリーダーにとって具体的な羅針盤となる内容になっています。
Awardcoについて
Awardcoは、従業員報酬とレコグニションのリーディングプラットフォームであり、組織文化の醸成、パフォーマンス向上、現代的なエンゲージメント戦略の実行を支援しています。世界最大級のリワードネットワークと、業界で最も柔軟かつカスタマイズ性の高いレコグニションソリューションを備え、ポイント・ギフトカード・チーム体験・スワッグなど多様な報酬形態に対応。日々の称賛から大規模な表彰プログラムまで一元的に運用することで、企業が「感謝が循環する職場」を実現できるよう支援しています。
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