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グローバルな契約製造・サプライチェーンソリューション B2B製造テクノロジーのZetwerk、秘密裏に上場申請書類を提出
インドのB2B製造プラットフォームZetwerkは、新規株式公開に向けて秘密申請ルートでドラフト書類を提出したと報じられました。報道によると、同社は今回のIPOで最大Rs 4,200 crore、約$450Mを調達する計画です。これに加えて、上場前にRs 500 crore規模のプレIPOラウンドも検討しており、その際の想定評価額は約$3Bとされています。Zetwerkは2018年創業で、consumer electronics、aerospace、industrialsなど幅広い分野に向けて契約製造プラットフォームを提供してきました。グローバル市場を対象に、製造需要と供給網をつなぐB2Bの製造インフラ企業として成長してきたことが、今回のIPO準備の背景にあります。
財務面では、FY25のgross revenueはRs 12,798 croreとなり、FY24のRs 14,443 croreから11%減少しました。一方で、損失はRs 918 croreからRs 371 croreへと60%縮小しており、売上成長よりも収益性改善を意識した局面に入りつつあることがうかがえます。IPOを控える中で、投資家は成長性だけでなく、事業の安定性と採算改善の進み具合も重視して見ることになりそうです。これまでにZetwerkは累計で$889Mを調達しており、Greenoaks、Peak XV Partners、Lightspeed Venture Partners、Accelなどが出資しています。今回の秘密申請は、インドのスタートアップ市場において、公開前の準備を外部の過度な注目から切り離しつつ進めたい企業が増えている流れにも沿っています。
競争環境にも注目が集まります。同業のInfra.MarketはすでにSEBIに対して秘密申請ベースのドラフト書類を提出して認可を得ており、OfBusinessも最大$1B規模のIPOを計画していると報じられています。つまり、製造・調達・サプライチェーンをテクノロジーで再構築するインド発B2B企業群が、そろって資本市場へ向かう局面に入りつつあります。Zetwerkの上場準備は、その流れの中でも特に象徴的な動きといえます。一方で、直近の報道では、Zetwerkが先週時点で最大$550Mを約$4B評価額で調達する案も検討していたとされており、IPO規模や評価額にはなお流動性があるとみられます。今回の報道内容からは、同社が市場環境や投資家需要を見極めながら、調達額と評価レンジを柔軟に調整している様子がうかがえます。インドのテック株に対する投資家心理が慎重化する中で、Zetwerkがどの水準で上場に踏み切るかが今後の焦点になります。
Zetwerkについて
ZetwerkはBengaluruを拠点とするグローバルな契約製造・サプライチェーンソリューション企業です。企業顧客と認定サプライヤーネットワークを結びつけ、custom industrial productsやconsumer productsの調達、生産、物流を一気通貫で支援しています。2018年創業で、consumer electronics、aerospace、energy、transportationなど幅広い分野に展開し、インド発の製造プラットフォーム企業として存在感を高めています。
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