TARBOOTコンテスト、スタートアップ企業の受賞者を発表

TARBOOTは、遺産や文化的コンテンツのデジタル利用をテーマとした国際的な技術革新コンテストです。ロスチャイルド・ファミリー財団の支柱であるYad Hanadivと提携したこのコンペティションでは、400以上の応募があり、提案の実現に向けて最高300万ドルの賞金を獲得することができました。受賞者は、一般、スタートアップ、学生の各分野で応募した7つのファイナリストから選ばれました。

一般・トラックでは、図書館やWikipediaなどの客観的な情報を取り込み、時系列で表示し、消費しやすくする技術「The Time Machine」が最優秀賞に選ばれました。
スタートアップ・トラックでは、映像や音声、Webサイトなどの複雑なコンテンツを分解し、意味や情報を損なわずに視聴者にわかりやすく表示する自然言語処理・テキストツール「ASAT（As Simple As That）」が最優秀賞に選ばれました。
学生・トラックの受賞者は、図書館の画像検索に人工知能を応用し、写真、ポスター、地図などのビジュアルアーカイブを簡単に検索できるようにした「Billions of Words」でした。

受賞した３スタートアップには、実装を開始するための現金5万ドルが直ちに授与され、残りのプール300万ドルは、進捗に応じて配分される予定です。

イスラエル国立図書館のSallai Meridor会長は、「図書館のコンテンツと目標に関して、若い世代とハイテク・コミュニティの間に形成された重要な関係を非常に誇りに思っています。この関連で...イスラエルとイスラエル国立図書館に大きな希望があります。」と述べています。