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MelioがXeroと提携し、小規模企業による帳簿管理と請求書発行の時間短縮を支援
MelioとXeroは、中小企業が簿記に費やす時間を短縮するために提携したと発表しました。両社の新しい統合により、Melioの決済プラットフォームを利用する中小企業の顧客は、買掛金(AP)と売掛金(AR)のデータをXeroの会計ソフトと自動的に同期できるようになると、ニュースリリースで述べています。
Melioの共同創業者で最高技術責任者のIlan Atiasは、次のように述べています。「Xeroとの双方向の同期により、中小企業のお客様は、キャッシュフローに細心の注意を払うことが重要な時期に、口座へのお金の出入りをよりよく理解することができます。さらに、この統合は、顧客の時間を節約し、請求書支払いのプロセスを簡素化すると同時に、日々の財務の可視性と管理性を向上させることができます。」
リリースによると、この統合により、請求書、支払い、請求書情報が2つのプラットフォーム間で自動的に同期されるため、企業は帳簿管理にかかる時間を削減することができます。
PYMNTSとアメリカン・エキスプレスの共同調査「Tapping The Payments Opportunity In SMB Retail」では、10社中6社のSMBが新しいツールに投資しており、そのうち20%が決済取引システムを採用していることが判明しています。パンデミックや最近の記録的なインフレ以前から、中小企業はキャッシュフローの管理に苦労していたと、Melioの決済部門責任者アーロン・レバインは11月にPYMNTSに語っています。同氏は、困難の一因はワークフローの監督とベンダーへの支払いに費やされる時間と労力にあると述べています。「B2B決済の3分の1がいまだに紙の小切手で行われていることは考えにくく、これらの小切手は年間数兆円のB2B支出に相当します。B2B決済そのものは単純なものではなありません。決済前、決済中、決済後に必要なことがたくさんあります。送り手側のワークフローには、承認、準備、連携、支払先の監視、サプライヤーの入金確認などが含まれます。サプライヤー側では、紙の小切手を受け取って入金した後、多くの課税上の考慮事項があり、また会計士と簿記係の間で調整とコミュニケーションが行われます。これらすべてに10営業日、つまり月の30%を費やすことになり、これはお金を待つには長い時間です」
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